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韓国「大統領府の報道官」が「落選……」と言って泣き出す。ブリーフィング中で記者も呆然

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小ネタかもしれませんが、非常に興味深い出来事なのでご紹介します。

2022年03月10日、韓国の次期大統領に当選した尹錫悦(ユン・ソギョル)さんと文在寅大統領の電話での対話が行われました。

これについて、いつもの朴ギョン美広報担当報道官がブリーフィングを行ったのですが、この途中で朴報道官が感極まって泣いてしまう、という珍事が起こりました。

以下は青瓦台・大統領府が出したプレスリリースです。

文在寅大統領は、本日の午前、尹錫悦当選者と話し合い、お祝いの挨拶を伝えました。

文大統領は「選挙のために大変な苦労が数多くあった」とし、「選挙過程の葛藤と分裂を水に流して国民が一つになるよう統合を成すことが重要だ」と話しました。

尹錫悦当選者は「たくさん教えてほしい」とし、「早い内に会談が行われることを願う」と話しました。

文大統領は「政治的な立場や政策が異なっても、政府は連続する部分が多く、大統領間の引継事項もあるので、近いうちに直接会って話を交わそう」とし、「新しい政府が空白なく国政運営を上手にできるよう支援する。 」と言いました。

文大統領は「引き継ぎ委員会の構成と就任の準備でさらに忙しくなるだろうが、しばらく休憩を取って健康管理を上手にしてほしい」と話を終えました。

次は、文在寅大統領が国民に捧げる言葉です。

「当選された方とその支持者に祝辞を、落選された方とその支持者に慰めの心を伝えます。

コロナ状況の中で投票に多く参加し、選挙が無事に行われるように協力してくださった国民に感謝します。

激しい選挙で結果の差もわずかでしたが、今は紛争を克服し、国民統合を成し遂げることが重要です。

韓国政府は国政の空白なくして最後まで国政に専念し、次期政府がうまくスタートできるよう支援します」

⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「ユン・ソクヨル当選者との通話について朴ギョン美広報担当からブリーフィング」

上掲のとおり、最後に「文大統領から国民に捧げる言葉」があります。

朴報道官はこれを代読したのですが、「当選された方とその支持者に祝辞を、落選された方とその支持者に……」の部分で泣き出してしまったのです。

韓国メディアの報道によれば、朴報道官は泣き続け、ブリーフィングは約5分間中断されたとのこと(以下は本件を報じた『中央日報』の紙面)。


↑スクリーンショット

⇒参照・引用元:『中央日報』「「落選…」」

朴報道官はその後代読を続けブリーフィングは終了しましたが、集まった記者の皆さんも困ったことでしょう。

与党候補が落選したので朴報道官も感極まったのでしょう。あるいは文大統領、李在明(イ・ジェミョン)候補の行く末に思い至って悲しくなたのかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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