タイトルどおり赤字で、韓国経済に垂れ込めた暗雲は晴れません。
2022年03月11日、韓国の関税庁は2022年03月01~10日の輸出入動向のデータを公表しました。
以下をご覧ください。
2022年03月01~10日
輸出:187億3,500万ドル
輸入:201億2,500万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-13億9,000万ドル
03月も赤字スタートです。ただし、これは通関ベースのデータです。しかし目安にはなります。ご注目いただきたいのは、「01月01日~03月10日」の年初来の累計の金額です。
01月01日~03月10日の累計「貿易収支」
2021年:46億9,600万ドル(約5,488億円)
2022年:-52億9,000万ドル(約-6,182億円)
2021年:46億9,600万ドル(約5,488億円)
2022年:-52億9,000万ドル(約-6,182億円)
2021年は01月01日~03月10日は貿易収支が「46億9,600万ドル」あったのに、2022年は同期で「-52億9,000万ドル」。天地で「99億8,600万ドル」(約1兆1,670億円)も減っています。
2022年は2021年から約100億ドルも貿易のもうけが減少したのです。
韓国メディアは例によって「輸出が好調!」「輸出が14.9%増加」などと報じるかもしれません。
しかし「輸入が15.3%増加」と輸出を上回って増え、貿易のもうけが激減したというのが本当のところです。毎度のことですね。
月次で見れば、まだ約-14億ドルですので、この程度の赤字であれば国際収支統計になれば黒転します。
問題は通関ベースの赤字が50億ドルを超えたときです。この場合は国際収支統計でも赤転する可能性が高まります。
ですので、あと21日間、貿易収支がどのように推移するのか注視しなければなりません。
(吉田ハンチング@dcp)