小ネタかもしれませんが、明日2022年02月03日より、韓国株式市場が再開しますので今のうちにご紹介しておきます。
韓国メディア『ChosunBiz』に、『大韓証券』の分析を基にした記事が出ています。世界主要国の株式史上と比較して韓国市場の株価の下落度合いを紹介した記事です。
記事から一部を引用します。
2日、『大韓証券』が『Bloomberg(ブルームバーグ)』の47の主要国証券市場時価総額集計を分析した結果、先月26日基準で世界証券市場の時価総額は113兆1,526億ドルで、昨年12月31日より6.89%減少した。
(後略)
2021年12月26日と比較して2022年01月26日時点で、世界主要47カ国株式市場の時価総額は「6.89%」失われた、とのこと。
この時点で5%を超えていますので暴落と呼んでも差し支えありませんが、下落率の高い順に国を並べるとTop5は以下のようになります。
株価下落率Top5
第1位 ロシア……-16.09%
第2位 スウェーデン……-15.48%
第3位 デンマーク……-13.84%
第4位 オランダ……-13.04%
第5位 韓国……-10.77%
ロシアは16.09%の暴落ですが、ウクライナでドタバタしていますので、世界一の下落率でもなんの不思議もありません。もし本当に戦争を仕掛けるようなことがあれば……。
韓国は下落率で上から数えて5番目です。この下落が中国リスクによるものだとすれば、中国の方が下落率が高いはずです。しかし、韓国より上に中国の名前はありません。
ちなみに01月26日までの比較のため、韓国は5位で済んでいます。
『Bloomberg』でKOSPIと上海総合を比較してみると以下のようになるのです(2021年02月03日~2022年01月28日で比較/チャートは『Bloomberg.com』より引用:以下同)。
直近1年で中国は「-4.42%」ですが、韓国は「-14.00%」の下落です。
同様に日本の日経平均と韓国KOSPIを比較すると以下のようになります。
↑日本Nikkeiが青の線、韓国KOSPIがオレンジの線です。
韓国が旧正月の連休でお休みですが、その間に日経平均は上昇し、直近1年で「-2.93%」まで戻しました。
フェアに01月28日時点での比較すると、
KOSPI:-14.00%
となります。KOSPIはNikkeiの2.4倍も下落しているのです。
これは取りも直さず、韓国株式市場の脆弱性を示しています。韓国は資金が抜けるのが急な国なのです。
(吉田ハンチング@dcp)