韓国のガソリン価格が高止まりで、ついにリッター当たり200円を超えました(円がウォンに対して安くなっており記事作成時には「1ウォン=0.100円」になっているためもあります)。
以下は毎度おなじみの『Opinet』※のデータです。
※『Opinet』は『韓国石油公社』が運営するサイトです。
↑『Opinet』スクリーンショット(2022年03月27日10:48現在)⇒参照・引用元:『Opinet』公式サイト
全国平均は「2,000.75ウォン」(約200.8円)。最安値は「1,869ウォン」(約186.90円)で、最高値は「2,872ウォン」(約287.20円)です。
直近1カ月の価格推移を見ると以下のようになります。
人口の最も多いソウル市は全国平均より3~4%ほどガソリンが高いのですが、高止まりは変わりません。
ソウルの平均価格は「2,067.07ウォン」(約206.71円)
ちなみに、『gogo.gs』によれば03月26日(土)時点での東京都の平均価格はレギュラーがリッリッター当たり「168.1円」です。
⇒データ出典:『gogo.gs』公式サイト/スクリーンショット
「約206.71円」と「168.1円」ですから、円建てで比べると、韓国のガソリン価格は日本より「23.0%」高いことになります。
韓国は原油価格の高騰が何より堪える
先にご紹介したとおり、『韓国経済研究院』のリポートによると、2020年規準で韓国はOECD加盟国のうち最も石油依存度が高い国。
で世界第1位です。また、国民1人当たりの石油消費量は18.0バレルで、こちらは世界第4位。
⇒参照・データ引用元:『現代経済研究院』公式サイト
これは、原油価格の高騰が直撃する経済だということを意味しています。
↑いったん下落に向かった原油価格が再上昇して「112.60ドル」。⇒引用元:『SBI証券』「原油(WTI原油先物)」
原油先物の価格を見ると(上掲チャートは『SBI証券』より引用:WTI/日足/2022年03月25日16:59現在)、急激に高まった危機感によるオーバーシュート分は解消されたようですが、再び上昇しています。
つまり、韓国経済はまだ危機感をもって見た方がいいというわけです。
(吉田ハンチング@dcp)