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韓国の個人投資家ピンチ。「24兆の買い越し」は報われるか?

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韓国の個人投資家に暗雲が垂れ込めてきました。

韓国取引所によれば、韓国の個人投資家が2022年に入ってから株式を買い越した金額は、

KOSPI:16兆3,295億ウォン
KOSDAQ: 4兆4,729億ウォン

で計「20兆8,024億ウォン」に達します。ETFなどを合わせると「24兆3,300億ウォン」になります。

一方の外国人投資家は同期間で「10兆8,300億ウォン」を売り越しています。

個人投資家が、買い越し金額で各市場に占める割合は22日時点で「KOSPI:66.2%」「KOSDAQ:84.3%」まで高まっています。つまり、株式市場で買いに動いているのはほとんど個人投資家だというわけです。

以下のチャートをご覧ください。KOSPIの日足です(チャートは『Investing.com』より引用)。

2022年は01月03日に市場が開き、この日の始値は「2,998.32」でした。

直近の04月22日の終値は「2,704.71」ですから、「9.8%」下落しています。つまり、ほとんどの個人投資家が含み損を抱えている状況と推測できます。

上掲のとおり、下げてヨコヨコの展開で、現在もヨコヨコのレンジは破られていません。ヨコヨコで推移する中、個人投資家は下げたら拾いにいっています。

問題は、その押し目買いが報われるかどうかです。

レンジが下に破られた場合、個人投資家の損失がさらに拡大するのです。2020年に韓国では空前の株式投資ブームとなりました。現在もその余熱はありますが、世界的な景気後退懸念、また合衆国の金融引き締めで株式市場から資金が抜けつつあるのが現状です。

韓国の個人投資家はピンチかもしれないのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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