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外国人が15兆売り越して5兆が『サムスン電子』!――という嘆き節

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もう何度だっていいますが、韓国メディアは時に非常に暗い嘆き節の記事を出すことがあります。経済状態に暗雲が垂れ込めていますので、そのような記事の出現頻度も上がっているようです。

Money1では折々にご紹介していますが、外国人投資家は韓国株式市場で売り越し(買収よりも売却が多い)を継続しております。

あまりに売り越しているので韓国株式市場の時価総額に占める外国人投資家の保有金額が、2022年04月末時点でついに「26.7%」まで落ちました(金額にすると696兆2,220億ウォン)。

先にご紹介したとおり、この保有比率の下がり具合は、韓国が通貨危機に見舞われた2009年05月以来の水準です。

韓国取引所のデータによれば、2022年05月20日時点で、外国人投資家は「14兆8,000億ウォン」を売り越しています(KOSPI:11兆8,000億ウォン/KOSDAQ:3兆ウォン)。

韓国メディア『毎日経済』では、この売り越し金額と共に最大の売り越し銘柄が『サムスン電子』、『LGエネルギーソリューション』に集中していることを嘆いています。

外国人投資家の売り越し金額
『サムスン電子』:5兆1,602億ウォン
『LGエネルギーソリューション』:2兆8,953億ウォン

『サムスン電子』株式は普通数と優先株と合せると時価総額の20%を超えます。それだけ流動性が高く、売買しやすいですから外国人投資家のターゲットになって当然です。また、『LGエネルギーソリューション』はIPOをかけて間もなく、韓国史上最高の預託金を集めた注目銘柄でしたから、こちらも標的になっても仕方ありません。

韓国メディアでは下半期に反騰するぞという記事が出始めております。果たして本当にそうなるのか、ぜひご注目ください。

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(吉田ハンチング@dcp)

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