韓国「親北の国会議員が国家転覆を企てた」

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現在の日本、いえ10年前の日本で「共産革命を企てる国会議員がいる」といったら「何をバカな」――と皆さんおっしゃるでしょう。ソ連は前世紀に崩壊し、共産主義を標榜する国は左前になってしまったからです。

しかし韓国では、2013年に「親北朝鮮の国会議員が内乱を起こそうとしていた」――と発覚しています。

革新系『統合進歩党』の現職国会議員だった李石基イ・ソクキという人です。

当時は朴槿恵(パク・クネ)大統領の時代で、李明博(イ・ミョンバク)大統領から引き継いだ2代続けての保守より政権でした。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は北朝鮮との対決姿勢を鮮明にし、そのため親北団体・議員は反発を強めていたのです。

そのような情勢下で、李石基イ・ソクキ議員は内乱の謀議を進めていました。李相哲先生の著書からその様子が書かれた箇所を以下に引用します。

(前略)
国情院の関係者が、「現職国会議員が、自らの率いる地下革命組織RO(Revolutionary Organization)に、南北間で戦争が勃発した場合、韓国国内の基幹施設を破壊する準備をせよ、と指示を出してた」ことを突き止めたのだ。

国情院が入手した録音記録によれば、5月10日から12日の間、左派・革新系の統合進歩党(統進党)所属の国会議員、李石基イ・ソクキがRO組織員約130人を集めて次のような指示を出した。

「戦争が勃発したら大韓民国体制を転覆し、自主的民主政府を樹立して統一革命を完遂する」

「そのために首都圏(ソウル)地域にある電話局2カ所を攻撃する計画と京畿道平澤にある油貯蔵庫など主要基幹施設を攻撃できるよう準備せよ。私製爆弾をいつでも作れるようインターネットの爆弾製造の内容を熟知するように」

集会で李は、米帝国主義、宗派分子といった北朝鮮式言葉を多用しながら、「いま、(朝鮮半島情勢は)危険だ、危険だ、というか何が危険だ。戦争なんだ」と気勢を上げる一幕もあった。

李は国会議員の特権を利用して、電力供給が中断された場合の放送通信産業の対応マニュアル使用済み核燃料処理方法に関する研究状況などの機密資料を関係当局に提出させ、閲覧していた。
(後略)

⇒参照・引用元:『北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅』(文庫版)李相哲,潮書房光人新社,2020年04月24日第一刷,pp147-148

赤アンダーライン、強調文字は筆者による

政府転覆計画」を現職国会議員が指導していたのです。

この李石基イ・ソクキさんは、北朝鮮の指示によって作られた親北地下組織『民族民主革命党』の地方幹部を務めた過去があります。

このような極左と断じていい、かつ国家転覆を計画するような人物が国会議員になれるのが韓国なのです。

この内乱謀議が発覚したのは2013年ですから、まだ10年たっていません。

つまり、韓国という国には「どうしようもない独裁国家・北朝鮮」に強いシンパシーを持つ人間がいまだに多数いて、隙あらば内乱を起こしてでも韓国を親北国家にしようという意図を持って動くのです。

親北で進歩派などと呼ばれる左派が牛耳ったのが、文在寅率いる前政権でした。

ちなみに、当時、この李石基イ・ソクキ議員に対する逮捕同意案に文在寅議員は賛成票を投じませんでした。

文政権によって韓国は大変に左に傾いてしまったわけですが、これを尹大統領がどこまで戻せるのかには要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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