韓国の国家情報院がドタバタしている件です。
国家情報院が朴智元(パク・チウォン)前国家情報院院長と徐薫(ソ・フン)元国家安保室長を検察に提訴しました。
組織が前Topを提訴するという、非常に格好の悪いことになっているのですが、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は体裁などには一切構わず、文在寅前大統領の下行われた不正について暴くつもりです。
韓国メディアでは「最終ターゲットは文在寅であろう」と推測が出ていますが、あろうも何も言わずもがなのことでしょう。
そもそも尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが大統領に当選したのは、「文在寅をなんとかしてくれ」という国民の希望のおかげでもあるのですから。
2022年07月15日、韓国の検察は朴智元(パク・チウォン)前国情院長を1カ月の出国停止処分にしました。
07月16日、朴智元(パク・チウォン)さんは、国情院が「2018年当時の徐薫(ソ・フン)元国家安保室長、金錬鉄(キム・ヨンチョル)元統一部長官の送受信したメッセージ」を調査していることについて、面白い発言をしました。
「情報院の存在理由を無力化することだ」
「国家情報院の業務を検察が捜査するなんてことは世界的な嘲笑を買う」
確かに、情報機関が捜査されるなんて誇れた話ではありません。「その活動に疑問が持たれていること」を意味するのですから、情報機関の存在意義に関わります。
「最大戦速即時待機」
06月12日に観光ビザで渡米した徐薫(ソ・フン)元国家安保室長には「入国即時通報」の措置が取られました。韓国に帰国したらスグ検察に連絡がいきます。
包囲の輪が縮まってきていますが、検察の捜査は果たして文在寅前大統領まで届くでしょうか。なにせ、検察には例の「検察から捜査権を完全に剥奪する法律」の施行というタイムリミットがあります。
ご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)