2022年10月27日、ロシアのプーチン大統領はバルダイ会議(Valdai Discussion Club)で演説を行いました。
↑プーチン大統領の演説生中継。YouTube「Реальное время」チャンネル「Прямая трансляция выступления Путина на «Валдае» ⚡️«Реальное время Live» / 27 октября」
冒頭演説は45分と長いもので、質疑応答も入れれば約4時間に渡って話し、独自の見解を披露しました。
・世界は第二次世界大戦以来、最も危険な10年を迎えた。
・西側諸国は常にエスカレーションを狙っている。台湾周辺での挑発もその例である。
・この1年で失望したことは「ない」が、ウクライナでの損失は常に念頭にある
・ウクライナを相手に核兵器を使う必要はない。
・ロシアは欧米に抵抗しようとしているのではない。ロシアは独自の文明ではあって自らを西側としたことはない。現在厳しい紛争の状態にあるとは考えていない。
・西側の関係が将来改善されることを望んでいる。対等な開発は多極世界秩序の発展に重要な貢献をするだろう。
・西側諸国があらゆることをクレムリンの「陰謀」として認識するのはばかげている。
・ロシアの外貨準備を凍結したことは間違いである。
・核兵器が存在する限り、その使用の危険性は常にある。
・首都をロシアの中心部に移す必要はない。
・現在をキューバ危機にたとえられることについて「私がフルシチョフの役を演じるなんて想像もできない」
などなどですが、韓国を名指した部分があって、韓国メディアもこれを報じていいます。韓国メディア『韓国経済』の記事から一部を引用してみます。
ウラジミール・プーチン大統領が「ウクライナに武器を提供する場合、韓国とロシアの関係が破綻する」と警告した。
(中略)
プーチン大統領がウクライナ支援に対して韓国を指摘して直接警告したのは非常に異例のことだ。
(後略)
韓国は現在、ポーランドへの武器輸出で湧いていますが、ウクライナに武器を供与したらただではおかないと脅しました。韓国への直接言及は非常に珍しいことです。
ポーランドが韓国から購入した武器をウクライナに供与したらどうなるのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)