「韓国の原発は台風で止まる」を実証。今回もやっぱり発電停止に

広告
おススメ記事

2022年09月06日、台風11号が朝鮮半島南部に上陸し、韓国に大きな被害を与えました。

韓国の原発は台風で止まります。

Money1でもご紹介したことがありますが、2020年には「台風9号」「台風10号」、2個の台風で計6基の原発が停止しました。

2020年09月03日
古里1・2・3・4号機、新古里1・2号機
外部電源供給が停止し緊急発電機が起動
(古里3・4号機、新古里1・2号機の運転を停止/計4基

2020年09月07日
月城2・3号機
タービン・発電機が停止。同2基の運転を停止

今回の台風でまた原発が止まるのではあるまいな、と見張っていたのですが一時「リアルタイムステータス」を確認できるページにアクセスできなくなる――という障害がありました(ただしこれは筆者の通信環境によるものかもしれません)。

現在は接続可能になっていますが、韓国メディアには「古里新1号機が停止した」という報道が出ました。まず『時事ジャーナル』の記事から以下に一部を引用します。

06日、『韓国水力原子力』古里原子力本部(古里本部)によると、同日午前6時、新古里1号機、加圧軽水路型100万KW級タービン発電機が停止した。

現在、これによる放射線の影響はないことが分かった。

古里本部は、発電機が止まった原因を強風による電力設備異常と推定している。

古里本部は原子炉出力と原子炉安全状態には異常がないと把握している。

古里本部関係者は「新古里1号機は現在、原子炉は正常出力を維持しており、原子炉は安全状態維持している」とし「タービン発電機は停止した状態だが、放射線影響はない」と述べた。

規制機関である「原子力安全委員会」は、発電機停止の正確な原因を把握しようとしている。

原発のいずれかの部分に異常が生じた場合、次の段階では遮断となる。このため、タービン発電機を停止させた状況だと古里本部は説明した。

古里本部の関係者は、「もしタービン発電機を停止し、それもできなければ原子炉停止まで行く。ところが幸い、現在原子炉停止はされていない状況だ」とし、発電機の正常動作時期に関する質問には「規制機関が原因把握した後の決定になりそうだ」と述べた。
(後略)

⇒参照・引用元:『時事ジャーナル』「태풍 ‘힌남노‘에 신고리1호기 터빈발전기 멈췄다」

台風によってタービン発電機が止まった――と報じています。

古里新1号機のステータスを確認すると、以下のように「正常」としながらも「注意」となっています。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。

原発の運用は『韓国水力原子力』ですが、運用を規制する統制するのは「原子力安全委員会」です。

原子力安全委員会のサイトを確認すると、以下のような「被害」についてのプレスリリースを出しています。

*現在までに確認された原発被害状況は新古里1号機所内電力設備異常による発電停止(原子炉は出力30%に減少)
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 原子力安全委員会』公式サイト「原安委、原子力施設台風被害状況の確認」

続報がまだ出ていませんので、「電力施設の異常」とはそもそも何で、なぜそれが起きたのかは分かっていません。しかし、韓国の原発が台風によって異常を起こすものであることは分かりました。

(柏ケミカル@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました