韓国の国政監査の場において、金宜謙(キム・ウィギョム)『共に民主党』国会議員が、韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官を「何をしにアメリカ合衆国に出張したのか」と問い詰めました。
しかし、この論難の中で明らかになったのは、朴元淳(パク・ウォンスン)元ソウル市長および李在明(イ・ジェミョン)『共に民主党』党首が、北朝鮮暗号資産について関与していたのではないか、という疑惑です。
この「北朝鮮-暗号資産-左派大物政治家」コネクションが大きな疑惑の焦点として浮上しています。
親北朝鮮・反日にして偽善者がソウル市長だった
忘れてしまった方がいらっしゃるかもしれませんので、朴元淳(パク・ウォンスン)さんについての説明を少し入れます。
朴元淳(パク・ウォンスン)さんはすでに自死されていますが、左派運動圏上がりの人物。韓国で初めてセクハラ裁判で勝利した弁護士として名を上げ政界に転じました。しかし、当の本人がセクハラを行っていたとして告発され、その渦中で自死を選択しました。
自らフェミニストと称していたにもかかわらず、とんだ偽善者だったわけです。そう言わざるを得ません。
また、朴元淳(パク・ウォンスン)さんは日本とも深い関わりがあります。
2000年12月に「女性国際戦犯法廷」なるものを開催し、韓国代表の検事に扮し、昭和天皇を10万人以上の韓国人女性を日本軍慰安婦として強制連行・虐待した罪で起訴しているのです。
法廷などと名乗っていますが、ただのイベントです。しかし、常軌を逸したイベントであり、ニュースで取り上げられたこともあって大騒動となりました(NHKのETVドキュメンタリーの放映も絡んで訴訟沙汰にもなりました)。
朴元淳(パク・ウォンスン)は反日に傾いた左派運動圏あがり、エセ人権派弁護士でしたが、このような人物がソウル市長を2011年の当選から2020年に自死するまで続けたのです。
朴元淳(パク・ウォンスン)市長の下、プロ市民団体に多額の資金が流れ、妄想に過ぎない太陽光発電に多額の資金が補助金が注ぎ込まれたことは、Money1の先記事でもご紹介したとおりです。
現在、呉世勲(オ・セフン)市長がその修正に取り組んでいるのも先にご紹介しました。
次々に出る暗号資産についての疑惑
本線の暗号資産の話に戻ります。
韓東勳(ハン・ドンフン)長官の監査において「朴元淳(パク・ウォンスン)さんと李在明(イ・ジェミョン)さんの名前がメールに登場する」と自爆した、金宜謙(キム・ウィギョム)国家議員ですが、そのメールの中に
「朴元淳(パク・ウォンスン)さんと李在明(イ・ジェミョン)さんが北朝鮮にイーサリアム研究所などを作ることに関心を持っている」というもの※
があったことが分かりました。
※グリフィスさんとブロックチェーン業者『クリプトソウル』のエリカ・カン代表のやり取りにおいて。
先にご紹介したとおり、北朝鮮は暗号資産イーサリアムの研究を行っていたViril Griffith(バージル・グリフィス)さんから技術供与を受けています。
段々きな臭くなってきているのですが、2022年10月12日、ソウル市の国政監査に出席した呉世勲(オ・セフン)市長は、「報告によると、(ブロックチェーンに関連する業務を行っていた当時のソウル市の幹部は)実務レベルで仮想通貨に関し、(北朝鮮と)接触したことはないという。内容を把握した上で、問題があれば捜査要請を検討する」と述べています。
次はもろに李在明(イ・ジェミョン)さんに結びつく件です。
2022年10月13日、『アジア太平洋平和交流協会』がイーサリアムを基盤とした仮想通貨を10億個発行していた――という報道が出ました。
『アジア太平洋平和交流協会』は、自身は発表した白書において「(北朝鮮の)既存通貨崩壊時に代用通貨として使用する可能性が高い」「北朝鮮ウォンの安定に寄与するだろう」と述べていました。
投資家を募るための文言ではあるでしょうが、発行目的の説明はいかがなものか――です。
この団体は、李在明(イ・ジェミョン)さんが京畿道知事だった際に、道と共に「対北朝鮮交流行事」を開催しています(しかも2回)。
李在明(イ・ジェミョン)さんまで検察の手が伸びるかもしれない贈収賄事件で注目されている『SBW』(サンバンウル)は、この交流事業で「北朝鮮における鉱物開発事業」について支援を受けています。
『SBW』(サンバンウル)がこの開発事業が担保されることの見返りに同団体、またその背後にいる政治家にお金を供与したのではないか――そのような疑惑も上がっているのです。
「北朝鮮-暗号資産-左派大物政治家」コネクションについては、これからも追及が行われ、新たな事実が出てくる可能性があります。
驚きの真実が出るかもしれません。要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)