ウォン安がとうとう「1ドル=1,440ウォン」を超えてしまったため、韓国メディアでは「まずいよね」という記事が多くなっています。
小ネタかもしれませんが、『毎日経済』に興味深い記事が出ました。ドルウォンで変動幅が徐々に高まってきており、これは危ないぞ――という内容です。
世界的なドル強現象でウォンの価値の変動性が大きくなっている。
ドルウォンレートは今月に入って前日比10ウォン以上急上昇し、ジェットコースターに乗っている。
為替変動性が激しくなるほど、今後の為替レート推移に予断を許さない。
(中略)
16日、『毎日経済新聞』が今年に入り、10月14日までのドルウォンレートの日々変動幅を分析した結果、前日対比平均変動幅は01月には2.6ウォンだったものが、06月には6.8ウォン。09月には8.7ウォンで、今月10.0ウォンに拡大した。
場中に急騰落する現象も激しくなっている。
ドルウォンレートの場中平均変動幅は、今年初めには5.0ウォンを超えなかったが、先月には11.1ウォンに達した。
(後略)⇒参照・引用元:『毎日経済』「커지는 원화값 하루 변동폭…”예단은 금물”」
『毎日経済』の分析をグラフにすると以下のようになります。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「커지는 원화값 하루 변동폭…”예단은 금물”」
『毎日経済』の分析によれば、確かにドルウォンレートの変動幅は拡大しています。外為市場は24時間世界をグルグル回っていますが、韓国時間においての方が変動幅は大きいです。
一般的にいってボラティリティーが異常に高まるのはいいことではありません。『毎日経済』も、このように変動幅が拡大してくると、一気にいく可能性があってマズイと警告しているのです。
間もなく次の『FOMC』(Federal Open Market Committeeの略:連邦公開市場委員会)です。
さあドルウォンはいかなる展開を見せるでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)