流浪の会社韓国『双竜自動車』の件です。
事実上破綻して法定管理下に入った『双竜自動車』ですが、2022年11月11日、ソウル回生裁判所第1部は回生の手続きが全て完了したと公表しました。
『双竜自動車』は『KGグループ』の傘下に入って事業を継続します。
弁済対象金額は「3,517億ウォン」ですが、これについては債権者がすでに弁済プランについて同意しており、また運営資金として「2,907億ウォン」を確保。
『双竜自動車』は、『双竜グループ』から『大宇グループ』に買収された後、以下のようなタイムラインで現在に至っています。
2004年
中国『上海自動車』に所有者が変更
中国『上海自動車』に所有者が変更
2009年
販売不振・赤字で法定管理下に。(一度目の破綻)
2010年
インド『マヒンドラ&マヒンドラ』が買収
2020年
販売不振・赤字で法定管理下に。(二度目の破綻)
2020年12月
『エジソン・モータース』が買収に名乗りを上げる
(計画が無茶苦茶だと『産業銀行』などから袋叩き)
(挙げ句に買収のための残金を納付せずに雲散霧消)
2022年08月
ソウル回生裁判所が『KGグループ』の再建計画を認可
韓国 ⇒ 中国 ⇒ インド ⇒ 韓国と所有者が転々とし、また再建です。
新型SUV「トーレス」(上掲写真)が売れているというプラスの要因はあるので、このままなんとか再生軌道にのせたいところです。
ともあれ、これで『双竜自動車』は二度目の法廷管理を脱しました。三度目がないといいのですが。
(吉田ハンチング@dcp)