野党に転落した韓国『共に民主党』の党首、李在明(イ・ジェミョン)さんですが、地方行脚を行って自身、また党に対する支持を訴えています。
2022年12月13日には大田で「国民報告会」を開催。そこで以下のような奮った発言を行っています。
「数カ月の間に民主主義が維新以前に後退した」
この維新は、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が敷いた1972年10月の維新体制のことを指していると思われますが、揚げ足を取るようで恐縮ですが「維新以前」だとなんだか分かりません。
意味するとところは、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の維新体制による「非常戒厳令」「KCIAによる反政府運動に対する弾圧」を彷彿とさせる――という意味だと思われますが。
しかし、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の施策について「戒厳令」に擬せるのは明らかに過剰です。
自分が捕まりそうだからそんなことを言っているようにしか聞こえません。また、以下のような発言も行っています。
「軍事政権ぐらい、またはそれ以上に不安になっている。
最近は人々が『話すのが怖い』と言い、家宅捜索を受けないだろうか、税務調査されないだろうかと心配する。
私たちはいつからこうした心配をするようになったのか」
「心配しているのはあんたとその仲間たちじゃないのか」という気がしないでもありませんが、以下のように支持者・党の結束も呼び掛けてもいます。
「活動をやめたり、互いに攻撃して争えば、私たちが本当に戦わなければならない相手が喜ぶ」
検察の捜査が進行し、李在明(イ・ジェミョン)さん自身が逮捕されそうな状況ですので、『共に民主党』の内部でも「李在明(イ・ジェミョン)と共に沈没するのはイヤだ」という議員が出始めています。
『共に民主党』がいつまでも李在明(イ・ジェミョン)、文在寅を守るだろうか?は、注目ポイントの一つです。
(吉田ハンチング@dcp)