左派・進歩系の文在寅政権がやっと終わり、保守よりの尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になったため、韓国にとって「救国の英雄」である白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍について復権がなりそうです。
若い読者の皆さんはご存知ないかもしれませんが、白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍こそは不屈の魂を持った軍人です。朝鮮戦争で劣勢に置かれた韓国軍を叱咤激励し戦い抜いた、本当の救国の英雄です。
しかし、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時に白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍は親日派のレッテルを貼られ、非民族的人物とされてしまいます。日本の朝鮮半島併合時代に日本に協力したからというのです。朝鮮戦争でもし白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍がいなかったら、一体いかなることになったのかも想像できないバカとしかいいようのない行為でした。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)の同志で相棒でもあった文在寅が大統領となった後も、救国の英雄に対する扱いは変わりませんでした。バカの二乗です。
白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍が亡くなったら「国立ソウル顕忠院」に埋葬する予定だったところを、愚かな文政権は「国立大田顕忠院に埋葬」と変更。
生前に「戦死した戦友たちと共にありたい」と、死に当たっては戦闘服を着せてほしいと希望していた白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍は、その思いどおりの死装束で埋葬されました。棺には多富洞など8つの激戦地の土も一緒に入れられました。
文在寅大統領は追悼メッセージも出しませんでした。
現在の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は2022年の追悼式に大統領として弔花を贈っています。韓国の大統領として当然のことでしょう。
国を救うために自らの命を懸けて戦った人を軽んじるような国家になんの未来があるでしょうか。
2022年12月24日にすったもんだの挙げ句に通過した2023年の予算には、白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍の銅像建設費(1億5,000万ウォン)が含まれています。慶北道も予算1億ウォンを計上し、民間から2億5,000万ウォンを集めて、計5億ウォンの事業です。
銅像は漆谷郡多富洞に建てられます。ここは釜山橋頭堡を守るための激戦となった地です。Wikipediaから引用すると以下のようになります。
(前略)
特に多富洞の戦いでは、北朝鮮軍3個師団に対して不退転の陣地を築き、アメリカ第27連隊と共同してこれにあたった。韓国軍は連日の損害を避難民や学生から補充したために、半分が十分な訓練も受けていないアマチュアの兵隊達であった。
韓国軍部隊の後退で危機が訪れた際には、自身マラリアの高熱に苦しみながらも退却してくる兵士達に訓示を与え、みずから先頭を切って突撃を行い戦況を挽回した。
これが朝鮮戦争中に師団長が突撃をした唯一の場面であった。
(後略)⇒参照・引用元:『Wikipedia』「白善燁」
師団長自らが突撃の先頭に立って士気を鼓舞しなければならないほどの状況だったのです。
Money1では2022年07月10日、白善燁(ペク・ソンヨプ)閣下が亡くなられたときに以下の記事を上げました。
白善燁(ペク・ソンヨプ)将軍の魂が今は安らかであることを祈念せずにはいられません。日本からも心より哀悼の意を捧げます。
↑『若き将軍の朝鮮戦争 白善燁回顧録』著:白善燁。浅学非才の身でありますが筆者も一応読んでいます。
(柏ケミカル@dcp)