韓国2022年第4四半期の経済成長率「-0.4%」でした。建設投資が大ブレーキ!

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02月になってから公表されると思い込んでおりましたが、2023年01月26日、『韓国銀行』から「2022年第4四半期の経済成長率、年間の経済成長率(速報)」が公表されました。

以下です。

2022年第4四半期及び年間実質国内総生産(速報)

◈ 2022年第4四半期実質国内総生産(GDP)は前期比0.4%減少(前年同期比1.4%増加)

◈年間では前年比2.6%増加

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年第4四半期および年間実質国内総生産(速報)」

先にご紹介したとおり、第4四半期はマイナス成長に落ち込んだことは判明していましたが、(速報値ながら)今回の公表でそれが「-0.4%」だったことが分かりました。以下が2016年から2022年までの、四半期ごとの推移です。

2022年
第1四半期:+0.6%
第2四半期:+0.7%
第3四半期:+0.3%
第4四半期:-0.4%

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年第4四半期および年間実質国内総生産(速報)」

通年での推移を『韓国銀行』は以下のように公表しています。

韓国経済成長率の推移
2017年:3.2%
2018年:2.9%
2019年:2.2%
2020年:-0.7%
2021年:4.1%
2022年:2.6%

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年第4四半期および年間実質国内総生産(速報)」

2022年は暫定値ながら「2.6%」で締まりました。これは『韓国銀行』の予想どおりの結果です。

どのセクターが悪かったかというと「建設投資:-3.5%」「設備投資:-0.7%」です。

不動産価格が上昇しないように(プラス家計負債を増やさないように)と政府が率先してブレーキをかけましたから、これは致し方ないともいえます。しかし、内需の貧困な韓国にとって不動産セクターは大きな柱です。

ここが揺らぐと大変なことになるので、韓国政府と『韓国銀行』は不動産セクターを飛ばすことなく、軟着陸させようと目論んでいます。うまくいくかどうかです。

上掲のとおり、2020年にコロナ禍によって「-0.7%」とマイナスになったものの、2021年は「4.1%」と大きく戻しました。しかし、これは前年がへこんだ分の反動で、いわゆる基底効果というものです。

うまいこと予想どおりで締まったのですが、問題は2023年第1四半期がどうなるかです。

「2022年第4四半期よりはいいだろう」と『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は見込んでいらっしゃるのですが……。いい話がないので、心配ではありますね。

(吉田ハンチング@dcp)

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