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日本株と「ドル・円」の相関

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日本の株式市場が弱いったらありゃしない状況となっています。2月2日の日経平均株価は「1万8,914.58円」で前日からなんと「233.50円もダウン! これは1.22%の下落です。ジャスダック反落マザーズは3日続落です。ちなみに日経平均株価が1万9,000円を割り込んだのは1月24日以来のことです(そんな前でもないか)。

東証一部の値下がり銘柄は約8割にも及ぶというトホホ加減であります。アメリカのダウ平均は反発したので、日本でもつられて上がるのでは? なんて期待もあったのですがこの体たらくであります。水をさしたのはFOMCの発表なんて話がありますが、これがまた風が吹けば桶屋が儲かる式の、素人にはすぐには理解しがたい話なのです。

まず、日本株式市場の価格は、「ドル・円」の為替相場と強い相関関係を持っています。これが重要なポイント、基礎知識です。円安になると株価は上昇し、円高になると株価は下落するという相関があるのです。これはさまざまな研究で検証されています。

直裁にいえば2月2日に円高に触れる出来事が起こったわけです。外国為替市場で「1ドル = 112円」台まで円高が進行したため、後場になってズルズルと株価は下げ幅を拡大してドボン(笑)。いや、笑い事ではないのですが。

また午後には長期金利の利回りが上昇しました。新しく発行した(10年物)国債への入札が不調(という見方)もあって、円高が加速したのです。お金は金利の高い方へ流れます。「アメリカの金利がずんずん上がんじゃね?」というわけで、アメリカへお金が流れていたのですが(ドルで投資するわけですからドルが買われてドルが上がるわけですよ)、「ちょっと待て! なんか日本でも金利上がるみたいだぜ! ほんじゃ日本円ありじゃね?」となったので円高方向に進んだのですね。

で、円高が進むと株価が下がる、と。なんだかやっぱり風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話ですね(笑)。でも、日経平均株価と「ドル・円」相場に強い相関があるのは確かです。これは覚えておいた方が良いことなのです。

(高橋モータース@dcp)

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