「元安が止まらない」ので、2023年09月11日、『中国人民銀行』は外国為替市場自主規制メカニズム特別会合を開催。
曰く「われわれは一方的な市場の動きを断固として是正し、市場秩序を乱す行為を取り締まり、為替レートのオーバーシュートを避けるために、必要に応じて躊躇せずに措置を取る」。
また「外国為替市場参加者は自発的に安定した市場を維持し、投機取引などの市場秩序を乱す行為を断固として避けるべきだ」とも述べています。
市場参加者に対する圧力であり、いわば口先介入なわけですが、結果――。
↑ドル-人民元(オンショア)の日足チャート(チャートは『Investing.com』より引用)
2023年09月11日は長い陰線となり、人民元高方向に動きました。
一応声明を出した甲斐はあったわけです。もちろん、本日・12日以降どう動くかは分かりません。
ちなみに『Bloomberg』によれば、今回の発表は「国営銀行が積極的にドルを売る中で出たもの」と報じられています。つまり、「ドル売り元買い」(元安の阻止)で必死なので、それを助けるため――というわけです。
果たして元安進行が止められるかどうか、見ものです。
筆者などは、中国を石器時代に戻すのが世界のためですから、みんなで全方位的に通貨アタックを仕掛ければいいのに――などと考えます。
「通貨アタック」売り浴びせでもうける手口とは?
ヘッジファンドなどの投機筋が、ある国の通貨を狙い、攻撃を仕掛けて大もうけを狙う手法として「先物為替予約」契約の利用があります。「先物為替予約」を行って売り浴びせる仮にK国という国があり、その通貨「ヲン」が狙われたとします。狙いをつけたヘッジ...
(吉田ハンチング@dcp)