中国・韓国修好30年をへて、以降は「中国がもうけるターン」となりそうです。
2023年の01・02月の対中国貿易ですでにその兆しが現れています。以下は、(通関ベース)の貿易相手国別の貿易収支です(アメリカ合衆国などの黒字国は除外)。
2023年01・02月累計で、対中国の貿易収支は50.7億ドルの赤字(正確には-50億7,400万ドル)で、他の国を圧倒して第1位の貿易赤字国となっています。
信じられないかもしれませんが、韓国は以下のとおり、2018年には対中国貿易で約556億ドルの黒字を出していたのです。
韓国が30年間で中国からもうけた金額は約7,099億ドル(約93兆324億円)と計算されています。
サウジアラビア、カタールなどの産油国、石炭・鉄鉱石を輸入するオーストラリアとの貿易で赤字になるのは分かります。日本・ドイツとの貿易で赤字なるのは今に始まったことではありません。
しかし、これまでボロもうけしてきた対中国貿易で赤字に転じ、修好31年目の2023年は、中国が韓国から貿易でもうけることになった最初の年になりそうです。しかもこの傾向は恐らく続きます(以下記事)。
韓国「対中国の貿易赤字」が拡大する必然の理由とは?
韓国はこれまで対中国の貿易でぼろもうけしてきました。上掲は、2017~2022年の対中国貿易での黒字(貿易収支)の推移ですが、見事な右肩下がりになっています。2018年には「556億ドル」ももうけていたのに、2022年にはそれがたったの「1...
もっとも二国間の貿易では、片方が黒字になれば一方は赤字なのは当然。問題は、韓国は中国の代わりにもうけさせてくれる国を探さないといけない、ということです。
(吉田ハンチング@dcp)