韓国『毎日経済』、日本『日本経済新聞』、中国『環球時報』が3カ国の経営者275人(韓国101人・日本74人・中国100人)を対象に、2024年の経済と外交、地政学的リスクなどに対する共同アンケート調査を実施しました。
2024年の経営環境についての回答が興味深い結果となっています。
2024年の経営環境はよくなるだろう
中国の経営者:67.0%
日本の経営者:58.2%
韓国の経営者:35.6%
中国の経営者:67.0%
日本の経営者:58.2%
韓国の経営者:35.6%
韓国の経営者は、日中と比較して2024年の経営環境について非常に懐疑的であることが分かります。
また、注目すべきは、韓国の経営者の35.7%が「(2024年の経営環境は)悪くなるだろう」と回答していることです。これは「良くなるだろう」の「35.6%」をわずかですが上回っています。
面白いのは、設備投資を行う地域についてです。
日韓の経営者は「自国」を最優先と回答したのですが、中国の経営者は「ロシアと中国」としたのです。中国の皆さんはロシアに期待を寄せているのです。さらに面白いのは、「設備投資を減らす地域」の回答です。
日韓の経営者では「中国」としたのですが、中国の経営者は「アメリカ合衆国」「日本」を挙げました。
韓国でも「脱中国」を進めます。こうして中国とのデカップリングが進行していくのです。
(吉田ハンチング@dcp)