韓国大統領室の大チョンボ「韓東勳の辞任を要求してしまう」

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本当なら、第20代大統領室が大チョンボです。『国民の力』非常対策委員会の委員長に就任した韓東勳(ハン・ドンフン)さんの辞任を要求した――という報道が出たのです。

国民的に人気があり、次期大統領候補にもなれる人材をここで否定しようというのは、まるで駄目な選択です。

大統領室がこのような愚かな表明をしたのは、韓東勳(ハン・ドンフン)委員長が、いわゆる「金建希(キム・ゴンヒ)疑惑」について、大統領室とは異なる考え方を表明したからと見られています。

「金建希(キム・ゴンヒ)疑惑」というのは――尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の奥さんである金建希(キム・ゴンヒ)さんが株価操作などに関与していたのではないか――というものです。

株価操作については、先に『ドイツ・モータース』のクォン・オス元会長が裁判にかけられ、ソウル中央地裁が2023年02月10日、懲役2年、執行猶予3年、罰金3億ウォンの判決を言い渡しています。また、クォン元会長は、公判で金建希(キム・ゴンヒ)さんの口座の管理をしたり、金建希(キム・ゴンヒ)さんに代わって株式取引を行ったりしていないと述べています。

世にもあほらしいことに、「在日韓国人のチェ・ジェヨン牧師から300万ウォン相当のフランス高級ブランド『クリスチャンディオール』の『DIOR wocバッグ』を受け取ったと疑われる事件」というのもあって、これもまた調査しろ、というのです。

「他人、特に社会的地位の高い者が特別な恩恵を受けるのは我慢ならない」という韓国のお国柄もあって、このあほらしい疑惑について「徹底的に調査しろ」という国民の声が高まっている――そうです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の失点を見つけてとにかく引きずり下ろしたい『共に民主党』がこれを見逃すわけはありません。

最大野党『共に民主党』などが、特別検察を組織して捜査に当たれと騒ぎ、国会で法律まで通しました。しかし、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は即座に拒否権を発動。「金建希(キム・ゴンヒ)特検法」は葬られました。

大統領が拒否権を発動した法案については国会に差し戻しになり、2/3以上の賛成がなければ通過できない。『共に民主党』は2/3を確保していないので、拒否権が発動されるとその法律を可決することができません。

国民がこのあほらしい疑惑について調査を要求しているという背景があるので、韓東勳(ハン・ドンフン)委員長も本件について意見を求められました。

韓東勳(ハン・ドンフン)委員長は、「国民の考え方に合わせて対処した方がいいのではないか」という(尹政権にとっては)穏当な主旨の発言にとどめました。

にもかかわらず、第20代大統領室は「韓東勳(ハン・ドンフン)委員長の辞任」を要求したのです。

大チョンボとしか評しようがありません。韓東勳(ハン・ドンフン)さん、また『国民の力』に大打撃を与える態度です。せっかく保守寄り政党に新しい風が吹き始めたか――であったのに、自らそれを潰す所業です。

大統領室は、大統領に忠誠を示したのかもしれませんが、それによって総選挙で敗北するのでは何の意味もありません。

この辞任要求について、韓東勳(ハン・ドンフン)さんは「私の任期は総選挙後の04月まである」と答え、辞任を拒否しています。

(吉田ハンチング@dcp)

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