2024年04月10日、韓国では「第22代 国会議員総選挙」が行われ政府与党『国民の力』が惨敗を喫しました。
最大野党『共に民主党』は大喜びですが、市場は大変な事態になっています。
通貨安、株安、債券安の「トリプル安」が進行しました。
まず通貨です。以下のとおり、ウォン安がまさに爆進という状況です(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
次に株安。投開票日から一夜明けて大きくギャップダウンしました(10日はKOSPIは休場でした)。
最後に債券安。以下は韓国債3年物の利回りチャートですが、下掲のとおり大きくギャップアップして3.50%寸前まで達しています。
債券の利回りが上がるということは、売られて値が下がっていることを示しています。
10日は合衆国で「CPI」の発表があり予想を上回る結果でしたので、その影響は大きいです。しかしながら、「野党圧勝」に対する市場の評価も含まれています。
韓国市場がこれからどうなるのか、要注目です。
(柏ケミカル@dcp)