何にでも「K」をつけて悦に入る韓国です。
先にご紹介したとおり、とうとう「Kシルクロード」などと言い出しています。
「Kシルクロード」はお気に召したらしく、韓国メディアも使い始めています。例えば『聯合ニュース』には「尹、中央アジア資源部局とサプライチェーン協力を固め『Kシルクロード』の第一歩」というタイトルの記事が出ています。
何が起こったのかと思われかもしれません。
この記事は、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が中央アジア3カ国(トルクメニスタン・カザフスタン・ウズベキスタン)を歴訪した成果を誇ったものです。
なぜか第20代大統領室のサイトにつながらないので報道から引いてみると、その成果とは以下のようなものです。
(前略)
カザフスタン・ウズベキスタン
⇒「核心鉱物サプライチェーン協力パートナーシップ約定」を締結リチウム・マンガン・モリブデンなど核心鉱物の探査と開発・生産に至る全周期にわたる総合的な協力体系を構築。また、コア鉱物探査で経済性が確認された場合、韓国企業がまず開発と生産に参加する機会が保障される(と言っている:引用者注)。
ウズベキスタン
⇒韓国の技術力で開発した高速鉄車の初輸出が実現
(後略)
ご注目いただいきたいのは「高速列車の輸出」です。具体的には、韓国型高速列車とされる「KTX」のことですが、「韓国の技術力で開発した」としていますがウソです。
KTXはもともと2004年に「フランスの技術」を基に開通できたものです。
2024年06月14日、パク・サンウ国土交通部長官が、タシケントの現地で行われた記者ブリーフィングで、
「純粋な韓国技術で開発した列車を輸出する快挙を成し遂げた」
「ウズベキスタンへの輸出にとどまらず、世界の高速鉄道市場をノックアウトする意味のある実績」
「KTXは純粋な韓国技術」という大ウソをついています。タシケントなのでバレない、とでも思ったのでしょうか。また、「世界の高速鉄道市場をノックアウトする」そうです。
ウズベキスタンの皆さんも、安物買いの銭失いにならずの済むといいのですが……。
そもそも――Kシルクロードなんて言っていますので、韓国まで線路が来る話なのかしら――と思いきや、北朝鮮があるからつながらないんですよ。
(吉田ハンチング@dcp)