中国と北朝鮮の国境を流れる大河「鴨緑江」が大雨で氾濫。Money1でも先にご紹介したとおり、北朝鮮側では多くの集落が水没し、まるで海原のように、一面水浸しという光景が出現しました。
北王朝の金ちゃんファミリー三代目、金正恩さんが現場視察に出ましたが、それで特に住民が助かるわけではありません。
↑YouTube『FNNプライムオンライン』チャンネル。ゴムボートで視察に出掛けた金正恩さんでしたが、途中で木に接触するということがありました。
水害に食料もなく、国民が困窮しているのに、北の金正恩ちゃんファミリー三代目は今日も今日とてクルママニアをやっています。
『朝鮮日報』他の韓国メディアが報じているのですが、2024年08月08~09日、平安北道義州郡の水害現場を専用列車で再訪したのですが、『朝鮮中央通信』が公開した写真に、ピカピカの超高級車が映り込んでいたのです。
↑列車内に積み込まれているのは最新型Mercedes-Maybach(メルセデス-マイバッハ) GLS 600 4MATICと見られています。
マイバッハGLS 600の発売日は2023年12月14日で、販売開始から8カ月余りしか経っていません。韓国での発売は2024年04月。
上掲のとおり、1/3ぐらい水没しながら視察した際に乗っていたクルマのナンバープレートは「7-278242」となっています。
今回列車に積み込まれた車両の写真を拡大してみると(下掲)――、
――「車体前部」のナンバープレートは「7-271953」です。
これは「1953年07月27日」で、初代の金日成が仕掛けた朝鮮戦争が休戦協定によって休止符が打たれた日付を意味しているものと思われます(先の7-27も同じ)。どうも新しいSUVを手に入れたようです。
↑このように『LEXUS(レクサス)』のSUVに乗って視察に訪れたこともあります。2020年にはレクサス』の最高級SUV「LX570」を複数台輸入しようとしていたことが判明しています(UAEから出荷されて中国・寧波経由)。
金正恩さんはデカいクルマがお好みのようで、思う様に超高級車を乗り回しています。
一種のクルママニアです。
しかし、ベンツなどの高級車は国連安全保障理事会の対北輸出禁止対象です。それでも三代目が最新の超高級車を現在も乗り回しているというのは、どこかに規制の逃れの穴があるのです。
※国連安保理決議2094号は、高級自動車や宝飾品、レーシングカーなどを対北輸出禁止品目として規定しています。
(吉田ハンチング@dcp)