韓国政府「超革新経済」と言い出す ⇒ 李在明の仕業「その4」だ。

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2025年韓国政府が面白いことを言い出しました。

2025年12月16日、韓国の企画財政部が「超革新経済15大プロジェクト推進計画Ⅳ」を発表しました。

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「초혁신경제 국가전략첨단소재부품 및 K-붐업 분야 3개 프로젝트, 4개 과제 추진계획 발표」

これはMoney1でもご紹介した、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが明らかにした「新政府経済成長戦略」という肝入り企画に基づくもの。

今回公表されたのは――、

2025年08月22日
新政府経済成長戦略

09月10日
超革新経済15大プロジェクト推進計画Ⅰ

10月20日
推進計画Ⅱ

11月26日
推進計画Ⅲ

――に続く「第4次推進計画」です。

超革新な企画を総ざらえ「150兆突っ込む計画」

まず「超革新経済15大プロジェクト」の全体像を俯瞰しておきましょう。

「150兆ウォン規模の国民成長ファンド」を造成し、これを種銭に超革新な経済成長を遂げるぞ――というビッグな企画です。

2026年から毎年約30兆ウォンをAI・半導体・未来車・モビリティーなどの新産業分野に重点的に投入する――とすでに表明しています。

座組としては、政府が「場を整え」で、民間資本を呼び込む――という座組みで、要するに「韓国民(企業含む)はお金を出すように――という話です。

投資先は――、

AI:6兆ウォン
半導体:4兆2,000億ウォン
未来車・モビリティー:3兆1,000億ウォン
etc.

――となっています(先端戦略産業法の適用を受ける12の産業が主要な対象)。お金の突っ込み方では――、

直接投資:3兆ウォン
間接投資:7兆ウォン
インフラ投資・融資:10兆ウォン
超低利融資:10兆ウォン
etc.

――と目論んでいます。国策銀行『産業銀行』は逆ざやになってもいいから超低利融資を行い、政府も1兆ウォン規模(少なっ!)の財政を投入するという、国を傾ける覚悟です。

李在明(イ・ジェミョン)の任期が終わったら、あとは傾いた国が残った――なんて話にならなければいいですね。

第4次推進計画の中身を見てみよう

今回の第4次推進計画ですが――。

超電導体、K-バイオ、K-デジタルヘルスケア、K-コンテンツの推進計画を通じて未来革新を加速」となっています。

また「官民合同推進団を中心に現場の意見を反映…産業の大転換に向けたパッケージ支援を強化」と書いています。

企画財政部の資料から拾ってみると、以下のような金額支援を行うとのこと。

●K-バイオ グローバル商業化支援課題
技術移転(License-out)中心の構造を、グローバル市場における直接販売構造へと転換するよう支援する(以下略)。

⇒2026年予算主要内容:
臨床第3相特化ファンド(600億ウォン、新規)
K-グローバルワクチンファンド(200億ウォン、新規)
人材 医師科学者 跳躍プログラム(96億ウォン、新規)
技術開発 構造基盤AI新薬開発(24億ウォン、新規)
グローバル K-バイオヘルス グローバル進出(245億ウォン

●K-デジタルヘルスケアは、

▶既存のICT基盤医療システムの海外進出を拡大・強化し、
▶海外の買収病院などの「グローバル拠点」を活用して

「新たな輸出モデル」を構築・拡散する。

2026年第1四半期までに事業計画を具体化して政策支援策を整える予定である。

⇒2026年予算主要内容:
ICT基盤医療システム輸出支援(55億ウォン
汎政府先端医療機器研究開発(200億ウォン、新規)

●K-コンテンツは、世界的に高まっている韓国文化への関心に対応し、産業成長基盤の強化およびグローバル進出のための全方位的支援を推進する。

▶K-コンテンツ政策ファンドを通じて大型IPの確保を支援し、
▶AI基盤のコンテンツ制作支援を拡大する

特に、

▶映像・音楽・ゲーム分野に関連する法規を整備し、
▶ウェブトゥーンコンテンツ制作に対する所得税・法人税の税額控除を新設して産業活性化を後押しする。

⇒2026年予算主要内容:資金支援
K-コンテンツファンド出資(4,300億ウォン
技術開発 K-Culture グローバルスタートアップ育成(93億ウォン
人材 AI特化コンテンツアカデミー、ジャンル別人材育成(325億ウォン、新規)
海外進出 在外文化院連携 K-コンテンツ進出支援など(79億ウォン

特に目新しい話はないので、どこが「超革新」なのかよく分かりませんが、左前になってきたウェブトゥーンにまだお金を突っ込むつもりなのか――などが面白がりポイントです。

まあ勝手におやりになれば良いでしょうが、補助金狙いの皆さんが出てきて結局は実りもなかった――にならなければいいですね。

日本は韓国が技術をたかりにくるのを蹴り飛ばす必要があります。

(吉田ハンチング@dcp)

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