韓国は「K-バッテリー」と時刻の二次電池企業を誇っていますが、電気自動車の需要増加に急ブレーキがかかったため、事業展開が目論んだとおりに進行しなくなっています。
韓国のバッテリー企業のTop3は、
・『LGエネルギーソリューション』
・『サムスンSDI』
・『SKオン』
――の3社ですが最大手は『LGエネルギーソリューション』です。

『LGエネルギーソリューション』はアメリカ合衆国の自動車会社『GM』と合弁会社『Ultium Cells(アルティアムセルズ)』を設立(2019年12月)。
『アルティアムセルズ』は電気自動車用の二次バッテリーを製造するための会社で、合衆国内――
オハイオ州・ウォーレン:2022年末に生産開始
テネシー州・スプリングヒル:2024年02月に生産開始
ミシガン州・ランシング:稼働延期中
――に生産工場を持ちます。

↑オハイオ州・ウォーレンにある車載用二次電池製造工場。
注目されているのはミシガン州・ランシングの工場です。
この「アルティアムセルズ3」と呼ばれる工場は、『LGエネルギーソリューション』が『GM』の持ち分を買収して自社の保有としたものです。
電気自動車販売の鈍化により、量産時点が従来の2024年から2025年中に一度延期されたことがあります。
ところが、稼働を2026年下半期から――と再延長しました。
また、「アルティアムセルズ1・2」と呼ばれるウォーレンとスプリングヒルの二工場の稼働を05日から「6か月中断する」ことにしました。
合衆国における電気自動車に対する補助金が終了し、電気自動車の需要が急減したためです。
戦線を縮小するための戦い
広げすぎた戦線を縮小するための戦いはすでに始まっています。
合衆国の自動車メーカー『GM』『Ford(フォード)』電気自動車投資を停止。ハイブリッド車・内燃機関車中心に生産を増やすことを決めています。これにより車載用二次電池の生産拡大にブレーキがかかりました。
2025年10月29日(現地時間)に『GM』「3,300人規模の人員削減(恒久解雇+一時解雇を含む)」を発表しており、この中に『アルティアムセルズ』の工場の人員が含まれると明らかにしました。
『LGエネルギーソリューション』は2025年12月、『フォード』と9兆6000億ウォン規模の電気自動車バッテリーセル・モジュール供給契約を解除されました。
これに併せて、合衆国のバッテリーパック製造会社『FBPS』と締結した3兆9,000億ウォンの契約も白紙となりました。
要するに1カ月で「13兆5,000億ウォン」の商売がなくなったわけです。
また『LGエネルギーソリューション』は、日本の『HONDA(ホンダ)』と合弁でつくった『L-H Battery Company』の、合衆国・オハイオ州ジェファーソンビルにあるの「工場建屋などの資産」を『ホンダ』に売却する――としました(『Reuters(ロイター)』の報道によれば金額は28.6億ドル)。
この28.6億ドルは生産縮小などによる巨額の費用を補填するために使われると見られます。
(吉田ハンチング@dcp)






