2020年06月19日(金)が(ほぼほぼ)締まりました。06:03現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
下に長いヒゲを持つ実体部分の小さな陰線となりました。「1ドル=1,210ウォン」を割り、強くウォン高方向へ進行しましたが、戻って、うっすらウォン高で締まったのです。
始値「1,212.35ウォン」で終値「1,211.98ウォン」ですから、19日はどたんばたんした割にはわずかに「0.37ウォン」だけウォン高が進んだ日でした。
そのどたんばたんを、ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
日付けが変わるまでは弾幕も厚く、なかなかウォン安方向へ進行させてはもらえなかったのですが、日付けが変わってからは割に軽快に値を戻しました。上掲チャートのとおりアメリカ時間(22:30-翌5:00)に入って底を固め、そこからウォン安を進行させた格好です。
「週足」で見ると面倒なところにさしかかっている!
これで2020年06月第3週目が締まりましたので、「週足」でチャートを見てみます。週足はローソク足1本が1週間の値動きを示します。
週足で見ると、前々週の強烈なウォン高進行を前週が食い止め、今週は反転上昇を行ったものの、ウォン高圧力に抑えこまれて「1ドル=1,211.98ウォン」で止められた週でした。
「03月第3週目」の長い陽線が、いわゆるハラミ足として効いていて、ローソク足の実体部分、その始値が「1,211.70」なのです。このラインはこれまで「ウォン高の抵抗線(レジスタンスライン)」(普通の言い方では支持線(サポートライン))として機能していました。
ハラミ足の支配は前々週、下に破られたのですが、今度はこのラインがウォン安の抵抗線としてここで上昇を止めた格好になっています。いわゆる「レジサポ転換」(同じラインが抵抗線と支持線の役割を変えること)が起こったわけです(0.28ウォンだけ上回っていますが)。
さらに左を見ると、「1,214.72」というラインがあって、2019年08月にはここでウォン安進行が強力に止められています。現在、ウォン安方向を窺(うかが)っていますが、値は非常に止められやすいところにさしかかっているわけです。
さて次週です。このややこしい地点を突破してさらにウォン安は進行するでしょうか。次週は勝負どころかもしれません。
また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年06月22日(月)の市場が開きました。10:13現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)