韓国の実体経済が悪化しており、先行きが注目されています。韓国の関税庁から08月01-10日の輸出入の実績データ(通関基準暫定値)が公表されました。以下の表組をご覧ください。
対前年同期比で、輸出入ともに20%以上下落しています。2019年08月と比べて01-10日で、2020年は営業日が1日少ないのですが、1日平均の金額で比較すると、「輸出は12.7%減少」となります。
しかも貿易収支(輸出 – 輸入で求めます)が赤字です。
2020年08/01-10 | 前年同期比 | 2020年累計 | 前年同期比 | |
輸出 | 87億1,700万ドル | -23.6% | 2,921億7,500万ドル | -11.1% |
輸入 | 106億2,700万ドル | -24.3% | 2,789億900万ドル | -10.1% |
貿易収支 | -19億1,000万ドル | 27.3% | 132億6,600万ドル | -27.4% |
※貿易収支の前年同期比が「+」になっているのは、2019年08月01-10日の貿易収支が「-26億2,900万ドル」だったためです。つまり、赤字金額がセーブされたというわけです。
特に以下の部分で落ち込みが目立ちます。注目していただきたいのは、半導体の輸出も減少している点です。
前年同期比での輸出減少
無線通信機器:-43.6%
石油製品:-45.8%
半導体:-6.8%
何度もご紹介しているとおり、韓国は輸出1本で食べている国ですので、このように輸出の不振が続くことは問題です。新型コロナウイルス騒動の余波はまだ継続しています。
(吉田ハンチング@dcp)