「お金出さないなぁ」というお話です。2020年04月、韓国政府は、コロナ騒動で職を失い、無給休職者となってしまった人のために「迅速支援プログラム」という制度を作りました。
という内容で、これは「10兆ウォン規模のコロナ対応特別雇用対策」の中に含まれていたプログラムなのですが、調べてみると総額予算「4,800億ウォン」のうち「12億ウォン」しか執行されていないことが分かりました。
この件を報じた『朝鮮日報』によれば、2020年09月20日までにこのプログラムを申請した人はわずか「2,685人」に過ぎなかったのです。
同記事から一部を以下に引用します。
(前略)
22日、関係省庁によると、20日までに雇用労働部に「無給休職者への迅速支援プログラム」を申請した人は2,685人、申し込み企業は46社と暫定集計された。支払い金額は12億ウォンである。政府は今年4月、このプログラムを出し「最大32万人に恩恵があり、雇用保険基金から4,800億ウォンを支援する」とした。
(後略)
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「政府が必要であるとした無給休職支援金4,800億ウォン、実際は12億で足りた」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
2つ目の文は韓国政府に対する壮絶な嫌味です。
この支援プログラムに申請がなかった理由ですが、同記事では以下のように、非常に直截に指摘しています。
(前略)
しかし、労働界を中心に「50万ウォンでどうやって食べて暮らせというのか」とし「実効性がない」という批判が出ている。
(後略)
確かに、50万ウォンといえば「約4万5,000円」ですから、「むしろ日本より物価は高い」と言われたりする韓国で、これで1カ月持つかというと……厳しいでしょう。
ともあれ、申請が少ないということは韓国政府の支援は役に立たないと判断されたということでしょう。使わなかったお金は別のところに回すなどすればいいのでしょうが、韓国では「第4次補正予算」が可決されています。この中にもムダなものがありそうです……。
(吉田ハンチング@dcp)