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「韓国はG7で“グローバル中枢国家”に飛躍するための基盤を築く予定だ!」

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2023年05月19日になりました。

いよいよ本日からG7広島サミットの開催です。韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領も日本に向けて出発します。

先にご紹介したとおり、なぜか「韓国はG8に入れる」「韓国はG8にふさわしい国力を備えている」といった報道があふれています。

日本では使わない「国格」という言葉が多用されており、尹大統領が何か大きなことを成し遂げたかのような雰囲気を醸成しています。

振り返ってみれば、イギリスで行われたG7サミットに当時の文在寅大統領が招待されたときも、大統領府が旗を振って国格が上がったと文在寅大統領を讃えました。

そうそう、文在寅前大統領のときには、以下の先記事のように「韓国を入れたG11にするという拡大論が出なかったのは日本のせい」という話まで出ました。

韓国を含むG7拡大論は出なかった。「日本の反対のせい」と評価
G7が終わりました。韓国の文在寅大統領も参加していましたが特に成果はありませんでした。韓国メディアではG7の総括が出るはずなのですが、成果がなかったのでそれも出ておりません。総括のしようがないためでしょう。しかし『OhmyNews』に面白い...

どれほど日本をそねむのかという話でした。

今回は保守寄りの尹大統領ですが、大統領室が行っていることは同じで「韓国を讃えよ」です。

例えば『ソウル経済』は以下のような記事を出しています。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人が19日、日本の広島で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に出席するため出国する。

尹大統領は21日までG7首脳会議はもちろん、参加国と少なくとも6件の連続首脳外交を行い、「グローバル中枢国家」に飛躍するための基盤を築く予定だ。

大統領府は18日、尹大統領がG7首脳会議期間中に多国間会議のほか、日本・オーストラリア・インド・イギリス・インドネシア・ベトナムなど6カ国の首脳と二国間外交を行う予定だと明らかにした。

日米韓首脳会談も調整中だという。日米韓首脳会談では、北朝鮮の核の脅威に対する共助をさらに強化しようということで3カ国首脳が意気投合するとみられる。

すでにカナダのジャスティン・トルドー首相との首脳会談を終えたうえ、日本帰国直後にドイツのオラフ・ショルツ首相との首脳会談も予定されており、事実上、フランス・イタリアを除くG7加盟国全てと個別に会談することになる。

(中略)

大統領府は、尹大統領がG7首脳会議に招待されたこと自体が、韓国の国格がかなり高くなった証拠だと強調した。

キム・テヒョ国家安保室第1次長は14日、記者団に「G7首脳会議に韓国が招待されたのは今回まで計5回で、オーストラリア(6回)を除いて最も多い」とし、「8つの招待国のうち、地域国家連合・国際多国間会議の議長国ではなく、招待された国はオーストラリア・韓国・ベトナムだけ」と説明した。
(後略)

⇒参照・引用元:『ソウル経済』「尹, 내일 방일…G7서 ‘글로벌 중추국가’ 입지 다진다」

つくづく韓国という国は不思議な国です。

オーストラリアの除いてG7に招待された回数は韓国が最も多いとか、地域国家連合・国際多国間会議の議長国を除けば……といったことを気にする国が他にあるでしょうか。

先進国と呼ばれたい渇望であるとか、G8に編入されたい希望はいわば劣等感の裏返しでしょう。承認欲求が異常なほど強いのは、自分に自信がないからなのです。

ともあれ、尹大統領は韓国の皆さん、韓国メディアの期待を背負ってG7広島サミットに臨みます。

あくまで大統領室の言い分ですが「韓国はG7に参加し“グローバル中枢国家”に飛躍するための基盤を築く予定だ」そうです。

「韓国を入れてG8に拡大」は無理でしょうが、G7が何か尹大統領にお土産をくれるといいですね。

文在寅さんのときのように、日本をそねむような記事が出ないことをお祈り申し上げます。

(吉田ハンチング@dcp)

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