中国の英語版御用新聞『Global Times』が韓国をほめるような記事を出しました。「中国との関係を断つような方向にない」という褒め方です。
ずいぶんその立ち位置が怪しくはなっていすが、韓国は一応「自由主義陣営」ということになっているので、このような報道が中国から出ることが韓国にとっていいことかどうか分かりません。
以下に2020年09月28日付けの記事から以下に引用します。
週末に行われた調査によって、
韓国の企業はCOVID-19のパンデミックに続いて大多数が世界的なサプライチェーンの変化を経験しているにもかかわらず、中国との取引を縮小していない
ことが分かった。
韓国の『韓国商工会議所』が最近行った300社の韓国メーカーの調査によると、グローバルなバリューチェーンが再編成されても、韓国企業の中国との取引は減少しない。
調査対象企業の約84.3%が中国との取引を維持または拡大すると回答したのに対し、回答者の6%のみが中国企業との取引を縮小すると回答したのだ。
(後略)
⇒参照・引用元:『Global Times』「中国との取引を縮小していない韓国企業:調査」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)
アメリカ合衆国と中国の対立激化によって、自由主義陣営の国々は程度の差こそあれ、中国から足抜けする方向で動いています。しかしながら、韓国企業は頑張る方向だというのです。
なぜこんな記事が御用新聞『Global Times』から出るかというと、自由主義陣営との取引が縮小してはいない、中国は見捨てられたわけではない、と主張するためです。
韓国は今や最大の貿易相手国が中国ですので、そう簡単に足抜けできないという事情のありますが、果たしてこの選択は吉と出るのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)