先に韓国『現代自動車』が「欠陥エンジン」などのための「品質コスト引当金」を積んでおくことについてご紹介しましたが、その結果やはり2020年第3四半期の営業利益が赤字に転落することが明らかになりました。
韓国メディア『毎日経済』に速報が出ました。以下です。
2020年第3四半期
売上高:27兆5,758億ウォン
営業利益:-3,138億ウォン
経常利益:-3,623億ウォン
当期純利益:-1,888億ウォン
販売台数では以下のようになります。
『現代自動車』2020年第3四半期販売台数
世界販売台数:99万7,842台(前年同期比:9.6%減少)
韓国内販売台数:19万9,051台(前年同期比:21.9%増加)
韓国内の販売台数が伸びたのは、コロナ禍に対応するため韓国政府が「消費税の軽減措置」を取るなどし、これを第3四半期も延長したためです。
例の引当金さえなければ黒字で締まったでしょうから、誠に惜しいことです。しかし、ここでウミを出し切ってしまえば、後はなんとか回復しそうではあります。エンジンの欠陥を再発させないことが重要になりそうです。
重要な追記
初出の本稿に数字の誤り、表記間違いがありましたので修正をいたしました。誠に申し訳ありません。深くお詫び申し上げます。
(吉田ハンチング@dcp)