2020年12月21日、韓国の『双竜自動車』が事実上破綻しました。『双竜自動車』はなんとか再生する気で、工場のラインも止めないつもりでした。
しかし! この破綻話で、自動車部品メーカーがパーツの納入を拒否する動きに出たのです。そりゃそうでしょう。納品してもお金がもらえるかどうか分からなくなったのですから。
本件を報じた韓国メディア『ソウル経済』によると、納入業者と「納入されなくなったパーツ」は以下のとおりです。
『現代モービス』:ヘッドランプ
『S&T重工業』:車軸アセンブリ
『LGハウシス』:バンパー
『ボルグワーナー梧倉』:T.Cアセンブリ
『コンチネンタルオートモーティブ』:コンビメーター
etc.
『S&T重工業』:車軸アセンブリ
『LGハウシス』:バンパー
『ボルグワーナー梧倉』:T.Cアセンブリ
『コンチネンタルオートモーティブ』:コンビメーター
etc.
このうち、24日に『現代モービス』『S&T重工業』だけは「29日から再開する」と伝えてきたとのこと。
ただ、ヘッドランプと車軸だけあっても仕方がないので、とりあえず平沢工場は24日、28日と停止になりました。『双竜自動車』は自動車部品メーカーと交渉し29日からラインを再開する意向ですが、当然各メーカーから現金決済を要求されているとのこと。
お金がないのは首もないのと同じ、とはよくいったもので、ここまで無理を重ねて存続してきた『双竜自動車』。もはや無理を超えた存在になりつつあります。「無理が通れば道理が引っ込む」なんていいますが……さて、どうなるでしょうか。
⇒参照・引用元:『ソウル経済』「現代モービス、双龍車の部品供給再開…大手5社のうち初」
(吉田ハンチング@dcp)