韓国にとっていいのか悪いのか、という話です。
韓国の産業通商資源部と半導体産業協会が「2020年の半導体市場動向と2021年の動向」という資料を公開したのですが、
2020年の半導体輸出:992億ドル(5.6%増加)
(約10兆3,455億円)
(約10兆3,455億円)
となっています。これを受けて、
2021年の半導体輸出:1,075億~1,110億ドル
(約11兆2,111~5,761億円)
(約11兆2,111~5,761億円)
と予測しています。ちなみにこれまでの半導体の最大の輸出金額は2018年の「1,267億ドル」(約13兆2,134億円)でした。
『韓国銀行』の公表している国際収支統計によれば、2020年01-11月の輸出金額の合計は「約4,697億ドル」。通年を仮に「5,200億ドル」とすると半導体の輸出「992億ドル」は「約19.0%」です。これが「1,110億ドル」に膨らむ予定ですから、半導体の輸出に占める割合はさらに大きくなります。
韓国では、10大輸出品目、15大輸出品目といった言い方がされますが、「半導体とその他大勢」になりつつあるのです。
「すべての卵を同じカゴに盛るな」とは非常に有名な投資の格言ですが、コロナ禍によって韓国は半導体1点がけ傾向がさらに強まりました。「半導体がこけたらおしまい」がより顕著になっています。
(吉田ハンチング@dcp)