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韓国の転落。中国にとって「最大の輸入国」1位から5位に。

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韓国は、これまで最大の利益を上げてきた対中国貿易で赤字に転落しています。

2022年はギリギリの黒字(通関ベースの貿易収支黒字)で回ったのですが、2023年は赤字に転落。Money1でも何度もご紹介しているとおり、ここまで回復の兆しは見えません。

以下は、韓国の「対中国貿易収支」の推移です(2022年01月~2023年07月:月次)

2022年10月から、韓国は対中国貿易で赤字を続けています。

08月がまだ締まっていませんが、08月01~20日で「-9.7億ドル」(-9億6,600万ドル)です。恐らく08月も赤字で締まるでしょうから、11カ月連続の対中国貿易赤字になります。

中国からすると、韓国との国交を結んで31年目に貿易黒字を出せるようになったわけです(ただし先にご紹介したとおり、なぜか中国海関総署のデータではいまだに赤字となっています)。

韓国からの輸入も減少していますので、中国からするともはや韓国は重要な貿易相手国とはいえなくなっています。これまで韓国からの輸入に頼っていたものも、もはやありません。それどころか、韓国の方が中国産の資源・中間財に依存するようになっているのです。

それを証明するデータがあります。

中国から見た「相手国別」輸入金額のシェアです。以下は韓国のシェア推移です。

韓国の中国輸入市場におけるシェア
2005~2012年:2位
2013~2019年:1位
2020年:3位
2021~2022年:2位
2023年:5位

2005年には「11.6%」あったシェアが2023年上半期には「6.2%」にまで減少しました。それに伴い、韓国は5位にまで転落しています。1位は台湾で、アメリカ合衆国、オーストラリア、日本と続き、韓国はその次です。

韓国は中国でのもうけを失い、同時に「中国にとって貿易面での重要な相手国」としての地位を失いつつあります。唯一半導体だけが、かろうじて中国をつなぎとめるものとなっているのです。

韓国は何がなんでも「中国よりは優れた半導体製造国」という地位を保たなければなりません。これがブチンと切れたらおしまいです。

(吉田ハンチング@dcp)

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