韓国ソウル高裁で『サムスン電子』李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に対する差し戻し裁判の判決が出ました。
懲役2年6カ月の実刑判決です。
これは、最高裁からの差し戻された事案についての判決。前朴槿恵(パク・クネ)政権時代に、崔順実(チェ・スンシル)さんが不当に国政に関与し、企業グループからお金をもらったという疑惑に関してのものです。
検察チームが訴追したのは、『サムスン電子』の経営権を継承するために朴大統領と崔さんに賄賂を送ったという疑いについてでした。
一審:懲役5年
二審:懲役2年6カ月
最高裁:高裁へ差し戻し
二審:懲役2年6カ月
最高裁:高裁へ差し戻し
最高裁は、2019年08月に「86億ウォンを賄賂として贈ったこと」を事実として確定。量刑については高裁に差し戻していたのですが、二審のときにあった「執行猶予4年」がなくなりました。
現文在寅政権は左派で企業をぎゅうぎゅう締め付ける一辺倒ですが、韓国は良くも悪くも「財閥」グループ企業が経済を支えてきた国です。もはや最後の支柱ともいうべき『サムスン電子』のトップに実刑判決を出すとは……。
こういうのをこそ「司法の独立」というのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)