通貨安で危機的状況に変化がないアルゼンチンで、06月15日中央銀行総裁を交代するという発表がありました。ストゥルゼネゲル中央銀行総裁が通貨安の責任をとって辞任。マクリ大統領(Mauricio Macri)はカプト金融相(Luis Caputo)をその後釜に指名しています。
上記のとおり(チャートは『Investing.com』より引用)、直近の対ドルでは「1ドル=28.0550アルゼンチンペソ」。一時は「28.45アルゼンチンペソ」と最安値を更新しました。
先にMoney1で「アルゼンチンがIMF(International Monetary Fundの略:世界通貨基金)に支援を求める」とご紹介した際には、また「1ドル=23.0145アルゼンチンペソ」だったのですが、そこから全く通貨安が止まりません。
IMFとは500億ドルの支援で合意していますが、このうち75億ドルを通貨防衛に当てるとしています。しかし、そんなもので防衛できるかどうかは分かりません。全く無駄という可能性もあります。
(柏ケミカル@dcp)