2020年05月22日(金)が(ほぼほぼ)締まりました。
06:12現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
22日はウォン売り・ドル買い圧力が非常に強く、「1ドル=1,240ウォン」を突破し確定させました。これで……。
上掲のとおり、03月末から続いてきたレンジを22日のローソク足がついに破りました。
株式やFXの取引をされる方なら熟知していらっしゃるでしょうが、ヒゲではなく、実体線で破ったことの意味は大きいです。上昇(ウォン安方向への)トレンドの強さを示唆するからです。
22日のプライスアクション全体を、ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
見どころはたくさんあるのですが、下値を切り上げながら上昇(ウォン安進行)する中で、およそ「1ドル=1,236ウォン」がよくもちました。
また「1ドル=1,244.15ウォン」の天井からの下落では、最後の落下でおよそ「1ドル=1,242ウォン」が破られたのですが、およそ「1ドル=1,240.4ウォン」の水平線が支えて、ウォン高の進行を阻止しました。
なぜここで止まるかというと、上掲の図のとおり、19:20ごろからの攻防でウォン高を阻止した水平線だからです。チャートを見るときは「左を見ろ」といわれます。22日も止まるべきところできちんと止まりました。
この抵抗線(ホントは支持線といわないといけませんけれども)のおかげもあって、22日は「1ドル=1,240.66ウォン」で終幕となったのです。
これで2020年05月第4週目が締まりましたので「週足」でチャートを見てみます。ローソク足1本が1週間の値動きを示します。
第4週は下に長い下ヒゲが出た陽線となりました。そこまで下がった(ウォン高が進行した)のに戻したわけです。なかなか頑張っでウォン安を進行させたといえるでしょう。
ただし、まだ03月第3週のローソク足の支配から出られてはいません(いわゆる「ハラミ足」状態と見えます)。これを破るにはあと15ウォンほどのウォン安進行が必要です。
韓国通貨当局は青ざめているかもしれませんが、2020年05月22日(金)はすごいプライスアクションを見せてもらいました。リングサイドで生でご覧になった皆さんはお疲れ様でございました!
さて次週はどんな値動きになりますでしょうか。
追記
2020年05月25日(月)の市場が開きました。10:15現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)