韓国の「雇用保険基金」がすでに枯渇状態になっていることは先にご紹介しました。よその基金から融資を受けないと失業給付(いわゆる「失業保険」)を行えないようになっています(融資なので当然利子を付けて返済しなければなりません)。
同様な状況に陥っている基金があります。「公務員年金基金」と「軍人年金基金」です。
2019年時点
「公務員年金」「軍人年金」:-3兆6,000億ウォン(約-3,420億円)
「公務員年金」「軍人年金」:-3兆6,000億ウォン(約-3,420億円)
この莫大な赤字はもちろん税金によって穴埋めされています。これは「年金引当金」という形で計上されています。この年金引当金の累計は「944兆2,000億ウォン」(約89兆6,990億円)という莫大な金額になるのです。
このように韓国の「基金の事実上の枯渇」は巨大な負債を生んでいるのです。
(吉田ハンチング@dcp)