先に韓国で「融資の延滞率が過去最低」になったこと、またその理由についてご紹介しました。
なんのことはない、韓国の金融当局が「満期(返済期限)の延長・利子支払いの猶予措置」を取ったからで、実際には不良債権が大きく増加していることが推測できるのです。
問題は、この「満期(返済期限)の延長・利子支払いの猶予措置」になっている金額です。いわばダムによってせき止められ、洪水にならないで済んでいるお金の量に注目しないといけません。
以下が明らかになっています。
ローンの満期延長:121兆1,602億ウォン(約11兆5,102億円)
元本償還猶予:9兆317億ウォン(約8,580億円)
利子の返済猶予:1,637億ウォン(約156億円)
etc.
元本償還猶予:9兆317億ウォン(約8,580億円)
利子の返済猶予:1,637億ウォン(約156億円)
etc.
小計:130兆6,409億ウォン(約12兆4,109億円)
総計なんと約131兆ウォンが返済猶予され、ダムで止まっています。
返済猶予措置が解除されるとき、この金額のうち何パーセントが不良債権として回収不能になるでしょうか。不良債権の大津波に銀行が襲われる可能性があります。
(吉田ハンチング@dcp)