韓国メディアは時に自虐的な記事を出すものですが、これもその一種になるのかもしれません。
韓国メディア『聯合ニュース』に「電気自動車市場で押される日本の企業は、技術では美よりも上回っている」という記事が出ました。
ネタ元は、日本メディア『日本経済新聞』が2021年09月02日に出した「EV特許の競争力、トヨタ首位 優位の日本勢は販売に課題」という記事です。
『日本経済新聞』が特許調査会社『パテント・リザルト』と共にアメリカ合衆国での電気自動車関連特許を調査した結果、日本企業が圧倒的に有力な特許を持っていることが分かったという内容です。
『日本経済新聞』によれば「競合他社によって類似特許として引用された回数や、他社から審判を申し立てられた回数などをスコア化」したとのことで、首位は日本『トヨタ』(8,363ポイント)でした。
上位50社のうち、Top5を引用させていただくと以下のようになっています。
EVの特許競争力ランキング Top5
第1位 日本『トヨタ自動車』……8,363Points
第2位 合衆国『フォード・モーター』……6,564Points
第3位 日本『ホンダ』……3,849Points
第4位 合衆国『ゼネラル・モータース』……3,283Points
第5位 日本『デンソー』…2,581…Points
ちなみに日本『日産自動車』は第6位に入っており、合衆国『テスラ』は第8位です。
韓国企業では『現代自動車』が第10位、同『LG化学』が第11位に入っています。
詳細は上記のリンクからたどって読んでいただく方がいいのですが(ただし有料記事です)、韓国メディアが嘆いている理由は、Top50の中に韓国企業が5社しかないことです。
国別に見ると以下のようになります。
日本:21社
合衆国:13社
ドイツ:5社
韓国:5社
フランス:2社
中国:2社
ニュージーランド:1社
台湾:1社※データ引用元は同上
『聯合ニュース』の記者は「日本企業が電気自動車(EV)の販売では遅れているが、技術ではトップの座に上がっているという分析が出た」と書いていますが、特に遅れてはいないのではないでしょう。まだ本気を出していないだけです。
(吉田ハンチング@dcp)