小ネタで申し訳ありません。備忘録を兼ねています。
韓国の次期大統領選挙に向けて、各党で動きが活発になっています。政府与党『共に民主党』は現在6人いる候補者を一本化します。
もともは09月05日には党代表の候補が決まる予定だったのですが、スケジュールが後ろにずれました。現在のところ以下のようになっています。
09月04日:大田・忠南
09月05日:世宗・忠清北道
09月11日:大邱・慶北
09月12日:江原
1次選挙人投票の結果発表
09月25日:光州・全南
09月26日:全北
10月01日:済州
10月02日:釜山・蔚山・慶南
10月03日:仁川
2次選挙人投票の結果発表
10月09日:京畿
10月10日:ソウル
3次選挙人投票の結果発表
本予備選挙
(本選通過者の得票が過半数に達しない場合には4、5日後に決選投票を行う)
というわけで、各地域で投票を行って、10月10日には『共に民主党』の統一候補が決まる予定です。
以下の6人がカットオフ選挙をくぐり抜けた『共に民主党』候補。この中から1人が選ばれます。
法務部長官として尹錫悦(ユン・ソギョル)前検察総長に圧力をかけ続けた人物。文在寅大統領に忖度し、尹総長の手足となって働く検事を更迭、検察の捜査を妨害するために指揮権の発動をたびたび行い、検察総長の職務停止命令を出しました。
息子が徴兵期間中に58日間の休暇を取った件(仮病だったのではないかなど)、娘の経営する店で数百万ウォンの政治資金を使い「記者懇談会」と称していた件で疑念が持たれました。自身を「キジを捕らえるタカ」と称しています。
現京畿道知事で、京畿道で社会主義的な政策を実行しようとしており、これを韓国全土に拡大するつもりです。「ベーシック・インカム」の導入に意欲を見せており、この人が大統領になると政府財政の混乱は必至。文在寅政権よりも政府債務を増加させることが予想されます。
アメリカ合衆国は占領軍、ソ連軍は解放軍と規定し、「日本が分断されるべきだった」などと述べ、韓国メディアからも批判されました。例の地図問題で東京五輪をボイコットすべしと強硬な発言を行いました。
そもそも金大中さんが作った「新政治国民会議」に入党したことを振り出しに政治家になり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を敬慕する人物。例の地図問題で東京五輪をボイコットすべきと述べました。
最近「知日派の候補」などと日本メディアで取り上げられていますが、とんでもない話です。
「レーダー照射問題の際には「日本の指導者らが国内政治的な目的で自国民の反韓感情を刺激し、利用しようとしているとの見方がある」と述べ、GSOMIA問題の際には「日本が一連の輸出規制強化措置を撤回すれば、韓国も破棄決定を再検討する」と発言しています。
『共に民主党』で最も早く次期大統領候補に名乗りを上げた人物。1971年生まれと、今回の6人の中では最も若いのですが、学生運動家上がりで1994年のソウル地下鉄労働組合のストをサポートしたなどの過去があります。
そのためか、国会議員になってから『サムスン電子』『現代自動車』などの大企業の瑕疵を追求し「財閥改革」に一役も二役も買ってきました。
1986年に民主憲法問題で忠北道民決議大会を主導したとされ、拘束された過去があります。その後、赦免され、地方でコツコツと政治活動を行ってきました。飛躍のきっかけとなったのは、盧武鉉政権時代の2003年に行政自治相となったことです。
その後三度挑戦して慶尚南道知事になります。盧武鉉チルドレンといってもいいのですが、文在寅さんとは違って「たたき上げ」の人物です。
そもそも『共に民主党』が左派政党ですので、候補者は全員左派です。
(吉田ハンチング@dcp)