韓国では来期の予算編成に入っており、企画財政部またメディアからぽつぽつと情報が出てきています。
文在寅政権もいよいよ末期ですが、文大統領は必死に南北首脳会談の実現に向け必死です。親北の文大統領としては資金を北朝鮮に送っても会談を実現したいでしょう。
親北政権であることを証明するように、「南北協力基金」に1兆2,693.5億ウォン(約1,193億円)を計上する来期予算案としました。
これは2021年より「1.9%増」です。
事業費:1兆2,670億ウォン
事業管理費:23.5億ウォン
小計:1兆2,693.5億ウォン
事業管理費:23.5億ウォン
小計:1兆2,693.5億ウォン
この事業費の内訳を見ると以下のようになっています。
人道的協力事業:6,522億ウォン
南北経済協力事業:5,893億ウォン
南北社会文化交流事業:221億ウォン
南北経済協力事業:5,893億ウォン
南北社会文化交流事業:221億ウォン
何に使うつもりだ、という話なのですが、この「南北協力基金」は国際的な「北朝鮮への経済制裁」もあって執行率は非常に低いものとなっています。
例えば、2020年は事業費の執行率はわずか「3.7%」です。しかし、ざっくり事業費を1兆ウォンとしても3.7%は370億ウォン(約35億円)。
わずかな金額に思えますが、北朝鮮からすれば喉から手が出るほど欲しいでしょう。
北朝鮮にお金が流れて兵器開発に流用されることをなんとしても防がなければなりません。また、先にご紹介したとおり、任期切れ目前となった文政権が金大中時代のように、裏金を北朝鮮に渡さないか注視する必要があります。
(吉田ハンチング@dcp)