2021年10月11日(月)現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
長い陽線となりました。ついにローソク足の実体線で「1ドル=1,196ウォン」を確定させました。
通貨当局も座視しないだろう「1ドル=1,200ウォン」まであと「4ウォン」まで迫りました。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
08日はとにかくウォン安圧力の強い日で、下げ(ウォン高方向に進行し)てもウォン安へ戻すというプライスアクションでした。
21:30ごろにはほぼ始値まで戻されたのですが、ものともせず6ウォン上昇し、天井となった「1ドル=1,197.24ウォン」まで進行しました。
結局、最終盤までウォン安圧力は強く、ローソク足の実体線で「1,196ウォン」を達成したのです。
これで2021年10月第2週目が締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」を見てみます。
10月第2週目は大きくウォン安を進行させた週とでした。
ついにここまで来た、という感じですが、韓国の通貨当局が少なくとも「口先介入」は始めそうです。
念のために書きますが、「1ドル=1,200ウォン」になったからといってすぐに韓国がドボンになったりすることはありません。これは心理的な抵抗線であり、通貨当局が通貨防衛(ドル売りウォン買い)を始める契機になる水準と考えます。
(ドボンに向かってウォン安が進行する可能性が高まるので)これ以上のウォン安は勘弁してくれ、と。
追記
2021年10月11日(月)の市場が開きました。ドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
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(柏ケミカル@dcp)