韓国『エジソン』今度は『双竜自動車』の買収額を値切る。……もうやめればいいのに

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ここまで来たら最期まで付き合うしかない韓国『双竜自動車』の件ですが、「もうやめればいいのに……」という事態になっています。

事実上破綻して法定管理下にある『双竜自動車』。

『双竜自動車』買収に名乗りを上げた『エジソン・モータース』を中心とするコンソーシアムが優先売却先に指名されました。

現在、ソウル回生裁判所が『エジソン・モータース』の事業計画などを、『エジソン・モータース』は『双竜自動車』の財務資料などをチェック中なのですが……。

なんと『エジソン・モータース』側が裁判所に「買収金額を下げてくれ」と言い出しました。

これは、『双竜自動車』の財務資料を確認してみると、会計上の瑕疵があって公益債権が予想以上に大きかったためとしています。公益債権というのは、未払いの税金や従業員の給与など、買収企業が優先的に支払わなければならない債権です。

つまり、『双竜自動車』を買収後すぐに支払わないといけない金額が思っていたよりも大きく、そのため裁判所に買収金額を下げてほしいと要請したものと見られます。

Money1でも何度もご紹介しているとおり、『エジソン・モータース』は小さな会社で用意できる資金も大きくはありません。今回の『双竜自動車』の買収において必要な資金を約1.6兆ウォンと見込んでいますが、その全てを有償増資や『双竜自動車』の土地・工場を担保にした融資で賄(まかな)おうとしています。

また、この融資を受けようという計画は、国策銀行『産業銀行』から拒否の姿勢を示されており、他の金融機関も『産業銀行』同様否定的な姿勢とされます。

資金面において『エジソン・モータース』コンソーシアムは脆弱(ぜいじゃく)さを露呈させた格好です。

もう何回この表現を使ったか分かりませんが、『双竜自動車』の先行きに暗雲が垂れ込めてきました。

(吉田ハンチング@dcp)

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