2021年11月03日に韓国証券市場に上場した『KakaoPay(カカオペイ)』の株価が低迷し、韓国の個人投資家のみならず、メディアでも注目を集めています。
『カカオペイ』はモバイル決済、デジタルウォレットサービスを運営しています。非常に期待されて上場を果たしたのですが、株価は以下のように推移しているのです(チャートは『Investing.com』より引用)。
非常に右肩下がりの結果ですが、実は2021年12月10日に、主要経営陣8人が保有株式44万株を売却したことが判明。ストックオプションを行使することで約100億ウォンの差益を得たのです。
経営陣にとっては約束された権利の行使だったのでしょうが、「経営陣が売った」というので、これが悪材料になったとされています。
日足・ローソク足の実体線では、2021年11月30日の始値「24万ウォン」が最高値。そこからは全くの下落トレンドで、直近2022年01月06日の終値が「15万2,000ウォン」です。
2021年11月30日の始値から2022年01月06日の終値までで、11兆6,057億ウォン(約1兆1,141億円)の時価総額が蒸発したことになります。
01月06日も株価が下がりましたが、いささか下がりすぎの感もあります。『カカオペイ』の株価が戻るかどうかご注目ください。
なにせ、韓国では「フィンテックで期待の企業」といわれているのです。
(吉田ハンチング@dcp)