さあ注目の2022年01月の国際収支統計が出ました。結論からいえば、韓国にははっきりと危険な兆候が現れました。
なぜ国際収支統計が大事かというと、英語でも公表される、基本ウソがつけないデータだからです。ウソが発覚すると韓国では時に死神と呼ばれる『IMF』(国際通貨基金)から大目玉を食らいます。
いや、もちろんウソをつく国もあります。しかし、韓国のような先進国がそんなことを行っているわけはないでしょう。
今回最大の注目は、通関ベースの貿易収支(輸出 – 輸入)が「-48億8,900万ドル」にもなったが、これが国際収支統計でどう締まったか? 本当に赤字になるのか?でした。
韓国は貿易頼みの国なので、貿易のもうけを示す貿易収支が急減したり、赤字になったりすると途端に国が傾きます。
で、2022年03月11日、『韓国銀行』が公表したデータは以下のようになりました。
2022年01月
輸出:561億2,940万ドル
輸出:554億5,710万ドル
貿易収支(輸出 –輸入):6億7,230万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「01月の国際収支統計」
黒字ですが、たったの「6億7,230万ドル」(約781億円)しかありません。Money1では「黒字になったとしても恐らくスレスレ」と書きましたが、外れなくて良かったです。
なぜ通関ベース「-48億8,900万ドル」が黒転するのかはMoney1の過去記事を参照してください。
韓国にとって最も重要な貿易収支が激減しました。これは、「通関ベース」などではない、はっきりとした韓国経済にとっての危険な兆候です。
以下は直近の「国際収支統計による貿易収支」の推移です。
貿易収支がいかに急減したのか一目瞭然です。
では、これによって経常収支はどうなったのか? 以下です。
2021年01月「67.8億ドル」あった経常収支は、2022年01月にはわずか「18.1億ドル」になりました。
なんと「73.3%の減少」です。
もう何度だっていいますが、韓国は貿易収支が減少し、経常収支の赤字が見えてくると危ないのです。これは国際収支統計に現れた危険な兆候と見るべきではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)