外国人投資家のセルコリア「7兆6,000億」!資金流出の嵐

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韓国のKOSPIがヨコヨコの冴えない状況となっています。以下は2022年04月01日終了時点でのKOSPIです(チャートは『Investing.com』より引用)。

韓国取引所によれば、外国人投資家は2022年第1四半期韓国株式市場で「7兆6,000億ウォン」を売り越しました。売り越し金額なので「買収 – 売却」です。

2021年第1四半期
KOSPI:5兆8,000億ウォンの売り越し
KOSDAQ:1兆8,000億ウォンの売り越し
小計:7兆6,000億ウォンの売り越し
(約7,600億円)

外国人投資家は債券市場には資金を投入し、株式市場からは資金を抜くという動きを続けてきました。2022年第1四半期も外国人投資家は株式市場でのセルコリア(韓国売り)を続け、資金を抜いています。

これだけ売り越したので、株式市場における外国人投資家の時価総額占有率は2022年04月01日現在で「31.61%」まで低下しています。

それでも3割強持っているのかという見方もできますが、この数字は2016年01月28日の「31.54%」以来の低水準です。

韓国株の場合は海外の投資家からは「中国株」と一緒にして投資判断される傾向が強く、読者の皆様もご存じのとおり中国株がまた低調ですので、韓国株が不調でも無理はないのです。

で、この外国人投資家の大量売りに対して立ち向かっているのは個人投資家です。

2022年の第1四半期に個人投資家は「14兆ウォン」(約1兆4,000億円)も買い越しています(KOSPIで11兆4,000億ウォン、KOSDAQで2兆8,000億ウォン)。

問題は個人投資家がこれほど頑張っているのに上がらない、ということです。

(吉田ハンチング@dcp)

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