2022年10月04日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本列島の頭上を飛び越えて太平洋に落下しました。これまでにない長距離「約4,600キロメートル」を飛行。北朝鮮の脅威が明確になりました。
これに対処するため米韓軍は連携を強めているのですが、「韓国軍がミサイル発射に失敗した」という報道が韓国メディアから出ました。
↑江陵基地に墜落した玄武-2による火事と見らる映像。YouTubeの「유용원TV」チャンネル/当記事のアイキャッチ画像はスクリーンショット
『朝鮮日報』の記事から以下に引用してみます。
(前略)
米韓軍当局は05日、北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)挑発に対応して東海上(原文ママ:引用者注)で連合地対地ミサイル射撃を実施したと合同参謀本部が明らかにした。しかし、軍は「玄武-2」ミサイルも発射したが、発射直後に異常飛行し、その後、基地内に落弾する事故が発生した。
この日の夜明け1時ごろ実施した連合対応射撃でミサイルが落弾し、江陵地域で強い閃光と轟音が発生した。オンラインでは火炎を込めた写真と映像が拡散した。
(中略)
軍は原因を把握しており、現在まで人命被害は確認されていないと明らかにした。
(後略)
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「北挑発対応玄武2ミサイル、発射直後基地内に落ちる」
北朝鮮の挑発に対応するために、日本海に向けてミサイル発射を行ったのですが、異常飛行後に基地内に着弾するいう事故が遭った模様です。
幸いなことに人的被害は出ていないようですが(現時点での報道による)、それにしても頼りない話です。
先にご紹介したF-35Aではないですが、また整備上の問題なのでしょうか。
<<追記>>
『朝鮮日報』の2022年10月05日15:27付の追っかけ記事によれば、異常飛行したミサイルは、韓国軍基地のゴルフ場フェアウェイに落ちたとのこと。
弾頭は爆発せず推進剤が燃焼し、火災となったと報道されています。軍民共に人的被害はありませんでしたが、弾頭が落下したのは、民家からわずか700メートルの距離でした。
(吉田ハンチング@dcp)