元が盗んだものなので大損というには語弊があるのですが……。
韓国メディア『朝鮮日報』が興味深い記事を出しています。
『FTXトレーディング』が経営破綻して暗号資産のマーケットに激震が走りましたが、これによって北朝鮮の金正恩総書記が大損した可能性があるというのです。
北朝鮮はあっちこっちに暗躍して暗号資産を強奪しています。なにせナノ秒で数億ドルがパクれるわけですから美味しくてやめられないことでしょう。
同記事ではブロックチェーンの分析会社『チェーンアナリシス』のデータを基に、北朝鮮がいくら強奪したのかを記載していますので、それを引くと以下のようになります。
北朝鮮がハッキングで盗んだ暗号資産
2020年:約3億ドル
2021年:約4億ドル
2022年の5カ月:8億ドル以上※元データは『チェーンアナリシス』による推定
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「“FTX 파산으로 김정은도 타격”」
なぜ、金正恩総書記が大損したといえるのかですが、泥棒した暗号資産のほとんどがいまだ現金化されていないと推定されているからです。
そもそもがパクったものなので、これを大損といえるかどうかは疑問ですが、金さんちの三代目もがっかりはしているでしょう。しかし、まさか『FTX』が破綻して市場が暴落に見舞われるなんて思ってもみなかったでしょうから、仕方ないですね。
ちなみに、『FTXトレーディング』の創業者であるサム・バンクマンフリードさんは2022年12月12日、バハマで当局に逮捕されています。
どうでもいいかもしれませんが、『チェーンアナリシス』の「The 2022 Geography of
Cryptocurrency Report」によると、2021年07月~2022年06月で最も暗号資産の受け取り金額が多かったのは中国。第2位は韓国です。
韓国の皆さんがいかに暗号資産に入れ込んでいるのか分かります。
(柏ケミカル@dcp)